残り1人捜索断念 空自ヘリ墜落、安否手掛かりなく
2017年12月14日
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20171214/CK2017121402000071.html
航空自衛隊浜松基地(浜松市西区)の救難ヘリコプター「UH60J」が十月、浜松市沖に墜落した事故で、防衛省は十三日、行方不明となっている残る乗員一人の捜索打ち切りを決めた。事故直後から捜索を続けてきたが、安否に関する手掛かりはなく、「捜索を続けても、発見に至る可能性は低い」と判断した。
防衛省によると、行方不明となっているのは、救難員の井上雅文三等空曹(32)。井上さんの家族も打ち切りに同意しているという。
これまでの捜索では、機長の花房明寛三等空佐(42)ら三人の遺体を発見し、収容。井上さんだけが、行方が分からなかった。
また墜落した現場付近の海底に沈む機体の天井部や、民間サルベージ会社のカメラ付き無人探査機で新たに確認した事故機の部品らしき物体についても、天候や作業日程を考慮し、引き揚げを断念した。
空自などは、事故直後から浜松市沖に航空機延べ三百機、艦艇延べ三十隻を派遣。隊員ら延べ約二千四百人が、浜松市沿岸部や紀伊半島東側などで、地上からも捜索を続けてきた。
墜落したヘリは十月十七日午後五時五十分ごろ、夜間の救助訓練のため、浜松基地を離陸。約三十一キロ南の浜松市沖の上空で約十分後に行方が分からなくなった。五分前の最終交信では、異常はなく、救難信号は出ていなかった。防衛省は回収したフライトレコーダー(飛行記録装置)の解析を進め、事故原因を分析する。
2017年12月14日
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20171214/CK2017121402000071.html
航空自衛隊浜松基地(浜松市西区)の救難ヘリコプター「UH60J」が十月、浜松市沖に墜落した事故で、防衛省は十三日、行方不明となっている残る乗員一人の捜索打ち切りを決めた。事故直後から捜索を続けてきたが、安否に関する手掛かりはなく、「捜索を続けても、発見に至る可能性は低い」と判断した。
防衛省によると、行方不明となっているのは、救難員の井上雅文三等空曹(32)。井上さんの家族も打ち切りに同意しているという。
これまでの捜索では、機長の花房明寛三等空佐(42)ら三人の遺体を発見し、収容。井上さんだけが、行方が分からなかった。
また墜落した現場付近の海底に沈む機体の天井部や、民間サルベージ会社のカメラ付き無人探査機で新たに確認した事故機の部品らしき物体についても、天候や作業日程を考慮し、引き揚げを断念した。
空自などは、事故直後から浜松市沖に航空機延べ三百機、艦艇延べ三十隻を派遣。隊員ら延べ約二千四百人が、浜松市沿岸部や紀伊半島東側などで、地上からも捜索を続けてきた。
墜落したヘリは十月十七日午後五時五十分ごろ、夜間の救助訓練のため、浜松基地を離陸。約三十一キロ南の浜松市沖の上空で約十分後に行方が分からなくなった。五分前の最終交信では、異常はなく、救難信号は出ていなかった。防衛省は回収したフライトレコーダー(飛行記録装置)の解析を進め、事故原因を分析する。