0001プティフランスパン ★2019/01/20(日) 00:01:44.20ID:n2jYcWvD9
2019年1月19日 19時27分 産経ニュース
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/15896968/
http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/0/f/0f509_368_d197c3573352f1f31c701e66572a08ae.jpg
[画像] 恵方巻きの大量廃棄を防げ サイズ小さめ、予約に力入れる
スーパーやコンビニ各社で、2月の節分に食べる恵方巻きの商戦が始まった。
今シーズンは、「フードロス」と呼ばれる食料廃棄問題への取り組みの一環として、恵方巻きの作りすぎを控えるよう農林水産省がコンビニやスーパーの業界団体に要請。従来に比べて、小さいサイズの巻きずしを発売したり、予約販売を促したりして、食べ残しや売れ残りを防ぐ動きが目立っている。(大島直之)
■ 売れ残り、多くは焼却
恵方巻きは、2月3日の節分に年ごとに決まった方角「恵方」に向かって食べると縁起が良いとされる太巻きずしで、今年の方角は東北東。関西の風習だったが、2000年代初めごろからコンビニ大手が全国規模で恵方巻きを売り出し、販売競争が過熱した。
一方で、最近は売れ残った恵方巻きが、大量に捨てられることが問題化している。
「毎年、節分の翌日には大型商業施設や小売店のごみには恵方巻やその具などの食品残渣(ざんさ)が増える」。大阪市内で一般廃棄物収集運搬業を営む会社の担当者はこう明かす。恵方巻きにはさまざまな食材が使われているうえ、塩分を含んだ具も多いことから、それらを細かく分別して飼料や肥料などへのリサイクルに回すのはコストがかかるといい、ほとんどが焼却処分される。
■ 予約でフードロス回避
環境問題への関心が高まる中、フードロスは世界的課題にもなっており、恵方巻き商戦のあり方の見直しを求める声も出ている。農水省は今月、日本チェーンストア協会などに対して需要を考慮して販売するよう文書で関係団体に要請した。こうした状況を踏まえ、流通、外食でも対応に乗り出している。
コンビニ大手では、主流の15センチ前後のサイズよりも小さいサイズの商品をそろえる。
セブン−イレブンは、4種類中3種類を従来の標準サイズより小さい長さ8・5センチの商品とした。ローソンやファミリーマートも9センチの商品を中心にした。
コンビニでは、店頭での欠品を防ぐため作り置きが増えがちだったが、小さいサイズにすることで廃棄量や家庭での食べ残しの削減が期待できる。
すし店などを全国展開するがんこフードサービスは「例年、販売数の半分以上が予約。当日注文に関しては、事前に過剰に作り置きして備えるのではなく、なるべくその場で注文に応じる方針で、食品ロスがでないように工夫している」(同社広報)という。
また、巻きずしの需要見通しを付けやすくなる予約注文にも力を入れる。ライフコーポレーションは、予約をすると会員カードのポイントを付与。ペットボトル入りの飲料がもらえるキャンペーンをスーパーなどが積極化している。
◇
【用語解説】フードロス
食品が食べ残しなどで廃棄されたり、適切な貯蔵施設や物流網がないために食品の栄養価や安全性が損なわれたりする問題。国連食糧農業機関(FAO)の2011年の報告で世界から注目された。報告は、食料の生産に費やされた膨大な量の資源が無駄になるうえ、食料の生産過程で発生した温室効果ガスも無用に排出されることを指摘した。国連環境計画(UNEP)などの国際機関が中心となって対策をとっている。
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[画像] 恵方巻きの大量廃棄を防げ サイズ小さめ、予約に力入れる
スーパーやコンビニ各社で、2月の節分に食べる恵方巻きの商戦が始まった。
今シーズンは、「フードロス」と呼ばれる食料廃棄問題への取り組みの一環として、恵方巻きの作りすぎを控えるよう農林水産省がコンビニやスーパーの業界団体に要請。従来に比べて、小さいサイズの巻きずしを発売したり、予約販売を促したりして、食べ残しや売れ残りを防ぐ動きが目立っている。(大島直之)
■ 売れ残り、多くは焼却
恵方巻きは、2月3日の節分に年ごとに決まった方角「恵方」に向かって食べると縁起が良いとされる太巻きずしで、今年の方角は東北東。関西の風習だったが、2000年代初めごろからコンビニ大手が全国規模で恵方巻きを売り出し、販売競争が過熱した。
一方で、最近は売れ残った恵方巻きが、大量に捨てられることが問題化している。
「毎年、節分の翌日には大型商業施設や小売店のごみには恵方巻やその具などの食品残渣(ざんさ)が増える」。大阪市内で一般廃棄物収集運搬業を営む会社の担当者はこう明かす。恵方巻きにはさまざまな食材が使われているうえ、塩分を含んだ具も多いことから、それらを細かく分別して飼料や肥料などへのリサイクルに回すのはコストがかかるといい、ほとんどが焼却処分される。
■ 予約でフードロス回避
環境問題への関心が高まる中、フードロスは世界的課題にもなっており、恵方巻き商戦のあり方の見直しを求める声も出ている。農水省は今月、日本チェーンストア協会などに対して需要を考慮して販売するよう文書で関係団体に要請した。こうした状況を踏まえ、流通、外食でも対応に乗り出している。
コンビニ大手では、主流の15センチ前後のサイズよりも小さいサイズの商品をそろえる。
セブン−イレブンは、4種類中3種類を従来の標準サイズより小さい長さ8・5センチの商品とした。ローソンやファミリーマートも9センチの商品を中心にした。
コンビニでは、店頭での欠品を防ぐため作り置きが増えがちだったが、小さいサイズにすることで廃棄量や家庭での食べ残しの削減が期待できる。
すし店などを全国展開するがんこフードサービスは「例年、販売数の半分以上が予約。当日注文に関しては、事前に過剰に作り置きして備えるのではなく、なるべくその場で注文に応じる方針で、食品ロスがでないように工夫している」(同社広報)という。
また、巻きずしの需要見通しを付けやすくなる予約注文にも力を入れる。ライフコーポレーションは、予約をすると会員カードのポイントを付与。ペットボトル入りの飲料がもらえるキャンペーンをスーパーなどが積極化している。
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【用語解説】フードロス
食品が食べ残しなどで廃棄されたり、適切な貯蔵施設や物流網がないために食品の栄養価や安全性が損なわれたりする問題。国連食糧農業機関(FAO)の2011年の報告で世界から注目された。報告は、食料の生産に費やされた膨大な量の資源が無駄になるうえ、食料の生産過程で発生した温室効果ガスも無用に排出されることを指摘した。国連環境計画(UNEP)などの国際機関が中心となって対策をとっている。