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外国人労働者の受け入れ拡大の動きが進む中、大阪府摂津市に建設が予定されている外国人労働者の研修施設をめぐり、反対住民と施設側が対立している。双方の言い分は平行線のままだ。
住宅が立ち並ぶ街中の一角。広い空き地が見えてきた。ここに外国人の研修施設が建てられるということで、住民と業者の間で対立が続いている。
大阪・摂津市の住宅街で持ち上がった外国人研修施設の建設計画。建設予定地の周辺には反対の声をあげる住民の「垂れ幕」や「のぼり」が。反対する女性「やっぱり不安ですね。今まで住んでいた状況が変わるということに対しての」。反対する男性「ここをずっと入ってこられたらわかると思うんですけど、住宅街で道も細くてここが出入り口になるので、住民はなんでそんなところに建てるんだと、他に場所があるのではないかと」。そもそも、分譲住宅の予定地だったこの場所。しかし、去年10月、研修施設に変更されたことを突如、知らされ、住民側は強く反発。治安の悪化を心配する声も上がっている。
建設予定の研修施設では、ベトナムや中国から最大64人の実習生が1か月間、住み込みで研修を受ける予定だ。これまで、施設側は5回に渡って地域住民側との説明会を行ってきたが、溝は埋まらないまま…。施設側「共生と言っているじゃないですか。共に生きていこうという…」。住民側「その内容はいいと思うんです。場所なんですよ。立地の場所をなんでここを提案されたのかと、私たちはここはやめてと」。施設側「適当な場所はここしかないという訳なんです。私どもの言い分は絶対に地域の皆様に迷惑を掛けないという自信を持っていると、そのためには最大の努力をすると」。
そもそも、外国人研修施設とはどういったものなのだろうか。大阪府泉南市の施設を訪ねた。ここでは、ベトナムや中国、タイ、インドネシアなど7か国から実習生を受け入れ現在、46人の技能実習生が研修を行っている。授業は週に5日。朝の9時から夕方6時まで行われる。日本語の他にゴミの分別や交通ルールなど、生活習慣やマナーを1か月かけて学び、その後、実習先の職場へと向かう。実習生「先生たちがちょっと厳しいですけど、授業はとても面白いです。私たちはいい仕事がほしいです」。
住宅街の真っただ中にあるこの施設。当初、地元住民からは不安の声もあったという。共新研修センターの泉恵美センター長「心配されるお声というのも正直あったんですけど、理解して頂くことが大切だと思いましたので、清掃活動であったりとか、近所の方にあったら挨拶するとか、そういったところで徐々に理解して頂きまして」。地域活動や清掃活動など住民と交流を図り、理解を深めてもらう努力を続けている。
今回、住民側の反対を受けている摂津市の外国人研修施設計画。施設側は過去13年間、別の場所で実習生を受け入れた中でトラブルはなかったという。施設側の岡本久専務理事「住宅地だからというのは、研修生にすると経験にもなるのではないかと」「国際貢献ができるというところからすると、良い立地のところが見つかったなと思いながら計画を遂行していっている」。
一方、摂津市は正式な手続きを施設側は踏んでおり、法律上の問題はないと説明。摂津市建築課の寺田満夫課長「住民側の求めている内容、不安に思われているような内容、そういうところを真摯に開発者側の方で解決策を持って臨まれるという形で、双方円満に解決に向けて努力されることを、我々は期待している」。今夜、市側から住民へ今後の手続きについて説明するということだが、納得する形での解決が求められる。
2/8(金) 19:01配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190208-00000072-ytv-l27
外国人労働者の受け入れ拡大の動きが進む中、大阪府摂津市に建設が予定されている外国人労働者の研修施設をめぐり、反対住民と施設側が対立している。双方の言い分は平行線のままだ。
住宅が立ち並ぶ街中の一角。広い空き地が見えてきた。ここに外国人の研修施設が建てられるということで、住民と業者の間で対立が続いている。
大阪・摂津市の住宅街で持ち上がった外国人研修施設の建設計画。建設予定地の周辺には反対の声をあげる住民の「垂れ幕」や「のぼり」が。反対する女性「やっぱり不安ですね。今まで住んでいた状況が変わるということに対しての」。反対する男性「ここをずっと入ってこられたらわかると思うんですけど、住宅街で道も細くてここが出入り口になるので、住民はなんでそんなところに建てるんだと、他に場所があるのではないかと」。そもそも、分譲住宅の予定地だったこの場所。しかし、去年10月、研修施設に変更されたことを突如、知らされ、住民側は強く反発。治安の悪化を心配する声も上がっている。
建設予定の研修施設では、ベトナムや中国から最大64人の実習生が1か月間、住み込みで研修を受ける予定だ。これまで、施設側は5回に渡って地域住民側との説明会を行ってきたが、溝は埋まらないまま…。施設側「共生と言っているじゃないですか。共に生きていこうという…」。住民側「その内容はいいと思うんです。場所なんですよ。立地の場所をなんでここを提案されたのかと、私たちはここはやめてと」。施設側「適当な場所はここしかないという訳なんです。私どもの言い分は絶対に地域の皆様に迷惑を掛けないという自信を持っていると、そのためには最大の努力をすると」。
そもそも、外国人研修施設とはどういったものなのだろうか。大阪府泉南市の施設を訪ねた。ここでは、ベトナムや中国、タイ、インドネシアなど7か国から実習生を受け入れ現在、46人の技能実習生が研修を行っている。授業は週に5日。朝の9時から夕方6時まで行われる。日本語の他にゴミの分別や交通ルールなど、生活習慣やマナーを1か月かけて学び、その後、実習先の職場へと向かう。実習生「先生たちがちょっと厳しいですけど、授業はとても面白いです。私たちはいい仕事がほしいです」。
住宅街の真っただ中にあるこの施設。当初、地元住民からは不安の声もあったという。共新研修センターの泉恵美センター長「心配されるお声というのも正直あったんですけど、理解して頂くことが大切だと思いましたので、清掃活動であったりとか、近所の方にあったら挨拶するとか、そういったところで徐々に理解して頂きまして」。地域活動や清掃活動など住民と交流を図り、理解を深めてもらう努力を続けている。
今回、住民側の反対を受けている摂津市の外国人研修施設計画。施設側は過去13年間、別の場所で実習生を受け入れた中でトラブルはなかったという。施設側の岡本久専務理事「住宅地だからというのは、研修生にすると経験にもなるのではないかと」「国際貢献ができるというところからすると、良い立地のところが見つかったなと思いながら計画を遂行していっている」。
一方、摂津市は正式な手続きを施設側は踏んでおり、法律上の問題はないと説明。摂津市建築課の寺田満夫課長「住民側の求めている内容、不安に思われているような内容、そういうところを真摯に開発者側の方で解決策を持って臨まれるという形で、双方円満に解決に向けて努力されることを、我々は期待している」。今夜、市側から住民へ今後の手続きについて説明するということだが、納得する形での解決が求められる。
2/8(金) 19:01配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190208-00000072-ytv-l27