−この結婚、本当に正解だった?−
かつては見つめ合うことに夢中であった恋人同士が結婚し、夫婦になる。
非日常であったはずのときめきは日常となり、生活の中でみるみる色褪せていってしまう…。
危機を無事に乗り越える夫婦と、終わりを迎えてしまう夫婦。その違いは一体、どこにあるのか−?
.
「もうムリ…我慢の限界!」良妻を演じている女が離婚を考えた、夫の不用意な失言とは
我慢の限界に達した妻の爆発−妻の言い分−
妻:岡崎未央(仮名)
年齢:29歳
職業:フリーライター
平日の昼下がり。表参道のカフェで彼女と会った。
彼女の、落ち着いた佇まいは、経済力ある夫に守られた幸福な妻なのだろうと推測させる。
「私は、フリーライターをしていて、朝から自宅で締め切りの迫った原稿の執筆作業をしていたんです。さきほど、入稿を終えたところです。
でも、仕事は、別に忙しくないんです。…というのも私、3年前に結婚してから仕事をセーブしてきたので。今は時々、某WEBメディアに恋愛系のコラムを寄稿しているくらい」
しかし、彼女はそんな自身の現状に満足していないようなのだ。
「新婚のうちは仕事なんて二の次だと思ったんです。実は私の両親は幼い頃に離婚していて…なので、幸せな家庭を作ることが私にとって最優先でした。でも…今は正直、後悔しています」
苦々しい表情を見せて、未央はこれまでの経緯をポツポツと語り出した。
.
家族のために、家でもできる仕事を選んだが…
未央は大学卒業後、損害保険会社にエリア職として入社した。
「でも、昔から文章を書くことが好きで、主に趣味の食べ歩きや旅行ネタについてのブログを書き綴っていたら、SNSや知人の紹介で執筆の依頼が届くようになったんです。
安定収入を失うのは正直、怖かったですが…それでも好きなことを仕事にしたいという気持ちが勝りました」
そして未央が会社を辞める決心をしたのには、もう一つ理由があった。範久との結婚だ。
「範久とは学生時代からの親友の結婚式で出会ったのですが、まるでそうなることが決まっていたのかと思うくらい、トントン拍子に結婚まで話が進んでいたんです。
彼は私に『仕事を続けるも続けないも、未央の自由だ』『好きなことをすればいい』と言ってくれていました。
範久の後ろ盾は大きかったですね。それに…在宅で仕事ができれば、家事との両立もしやすい。私が思い描く“幸せな家庭”に近づけると思ったのが、最大の理由でした」
そうして未央は、結婚とほとんど同時に会社をやめ、フリーライターとしての活動をスタートさせた。
「もちろん、駆け出しのライターが稼げる金額などお小遣いにも足りないくらいです。
フリーで生きていこうと思うなら、本当はどんどん自らを売り出し、仕事を取ってこなくてはならないんですけど、それをしませんでした。
今思えば、ある種の“呪い”だったのだと思います。
妻は家庭を最優先に考えるべきで、仕事にかまけるなんてありえない。仕事を持っていたとしても家事を完璧にこなし、いつだって部屋をピカピカに保ち、手の込んだ料理を用意して夫の帰りを待つ。
そういう良妻を目指さなきゃいけないんだって、自分で自分にプレッシャーをかけていた感じ」
そういう “良妻でいなければ”という思い込みから、未央は結婚生活のため、少なからず自分の人生を犠牲にしたのだ。
といっても、当時は犠牲にしている、という意識はまるでなかったという。
夫のために何かをしてあげるのはむしろ未央の喜びだった。
それに、生活のすべては夫が支えてくれるから、お小遣い程度しか稼げなくても特に困らない。
しかしそんな生活を続けて3年目、未央の心に少しずつ、モヤモヤとした思いが渦巻くようになってしまったというのだ。
「なんで私だけが我慢しなきゃいけないの?って。次第に、そう思うようになったんです」
.
良妻の仮面を外したとき…
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全文はソース元で
東京カレンダー
1/4(土) 5:20配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200104-10013059-tokyocal-ent&p=2
かつては見つめ合うことに夢中であった恋人同士が結婚し、夫婦になる。
非日常であったはずのときめきは日常となり、生活の中でみるみる色褪せていってしまう…。
危機を無事に乗り越える夫婦と、終わりを迎えてしまう夫婦。その違いは一体、どこにあるのか−?
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「もうムリ…我慢の限界!」良妻を演じている女が離婚を考えた、夫の不用意な失言とは
我慢の限界に達した妻の爆発−妻の言い分−
妻:岡崎未央(仮名)
年齢:29歳
職業:フリーライター
平日の昼下がり。表参道のカフェで彼女と会った。
彼女の、落ち着いた佇まいは、経済力ある夫に守られた幸福な妻なのだろうと推測させる。
「私は、フリーライターをしていて、朝から自宅で締め切りの迫った原稿の執筆作業をしていたんです。さきほど、入稿を終えたところです。
でも、仕事は、別に忙しくないんです。…というのも私、3年前に結婚してから仕事をセーブしてきたので。今は時々、某WEBメディアに恋愛系のコラムを寄稿しているくらい」
しかし、彼女はそんな自身の現状に満足していないようなのだ。
「新婚のうちは仕事なんて二の次だと思ったんです。実は私の両親は幼い頃に離婚していて…なので、幸せな家庭を作ることが私にとって最優先でした。でも…今は正直、後悔しています」
苦々しい表情を見せて、未央はこれまでの経緯をポツポツと語り出した。
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家族のために、家でもできる仕事を選んだが…
未央は大学卒業後、損害保険会社にエリア職として入社した。
「でも、昔から文章を書くことが好きで、主に趣味の食べ歩きや旅行ネタについてのブログを書き綴っていたら、SNSや知人の紹介で執筆の依頼が届くようになったんです。
安定収入を失うのは正直、怖かったですが…それでも好きなことを仕事にしたいという気持ちが勝りました」
そして未央が会社を辞める決心をしたのには、もう一つ理由があった。範久との結婚だ。
「範久とは学生時代からの親友の結婚式で出会ったのですが、まるでそうなることが決まっていたのかと思うくらい、トントン拍子に結婚まで話が進んでいたんです。
彼は私に『仕事を続けるも続けないも、未央の自由だ』『好きなことをすればいい』と言ってくれていました。
範久の後ろ盾は大きかったですね。それに…在宅で仕事ができれば、家事との両立もしやすい。私が思い描く“幸せな家庭”に近づけると思ったのが、最大の理由でした」
そうして未央は、結婚とほとんど同時に会社をやめ、フリーライターとしての活動をスタートさせた。
「もちろん、駆け出しのライターが稼げる金額などお小遣いにも足りないくらいです。
フリーで生きていこうと思うなら、本当はどんどん自らを売り出し、仕事を取ってこなくてはならないんですけど、それをしませんでした。
今思えば、ある種の“呪い”だったのだと思います。
妻は家庭を最優先に考えるべきで、仕事にかまけるなんてありえない。仕事を持っていたとしても家事を完璧にこなし、いつだって部屋をピカピカに保ち、手の込んだ料理を用意して夫の帰りを待つ。
そういう良妻を目指さなきゃいけないんだって、自分で自分にプレッシャーをかけていた感じ」
そういう “良妻でいなければ”という思い込みから、未央は結婚生活のため、少なからず自分の人生を犠牲にしたのだ。
といっても、当時は犠牲にしている、という意識はまるでなかったという。
夫のために何かをしてあげるのはむしろ未央の喜びだった。
それに、生活のすべては夫が支えてくれるから、お小遣い程度しか稼げなくても特に困らない。
しかしそんな生活を続けて3年目、未央の心に少しずつ、モヤモヤとした思いが渦巻くようになってしまったというのだ。
「なんで私だけが我慢しなきゃいけないの?って。次第に、そう思うようになったんです」
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良妻の仮面を外したとき…
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全文はソース元で
東京カレンダー
1/4(土) 5:20配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200104-10013059-tokyocal-ent&p=2