0001みずいろの雨 ★2020/04/02(木) 18:40:59.38ID:Hpw9AvSU9
法務省が滋賀刑務所(大津市)を2022年3月に廃止する方針を固めたことが、同省などへの取材で分かった。受刑者や職員は来春以降、京都刑務所(京都市山科区)を含む複数施設への収容、異動が検討されている。老朽化が進む滋賀刑務所は収容者数も減少しており、国の財政が厳しい中、統廃合で組織の合理化を図る必要があると判断した。跡地の一部には、未決囚らを収容する拘置支所を新設する見通し。【千葉紀和】
滋賀刑務所は敷地面積約6万3000平方メートルで、刑期10年未満の犯罪傾向が進んでいない男子受刑者を受け入れている。収容定員は706人だが、現在は約500人にとどまる。1876(明治9)年に仮懲役場として設置され、1922年に滋賀刑務所と改称後、66年に現在地に移転した。施設は81年より前の旧耐震基準に基づいて建てられており、改築も困難と判断した。
一方、京都刑務所は犯罪傾向の進んだ受刑者や外国人受刑者らを受け入れる施設で、現在の収容定員は1477人。施設は2001年に全面改築した。滋賀刑務所の廃止に伴い、受刑者は京都刑務所などへの収容が検討されているが、両施設は受刑者の犯罪傾向が異なるため、処遇や矯正指導などの対応が問題になるとみられる。
写真:法務省が2022年3月に廃止する方針を固めた滋賀刑務所=大津市大平1で2020年3月31日撮影
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/04/02/20200402k0000m040065000p/9.jpg
■ 京都市は移転を要望
写真:廃止される滋賀刑務所の一部業務移管が検討されている京都刑務所=京都市山科区東野井ノ上町で2020年3月31日撮影
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/04/02/20200402k0000m040066000p/9.jpg
また、京都刑務所は京都市営地下鉄東西線の椥辻駅から徒歩5分にあり、広大な敷地(職員住宅含め約10万7000平方メートル)を有する。京都市は同刑務所周辺を「山科の活性化の起爆剤」と位置付け、13年以降、国に対して京都刑務所の移転を要望し、敷地を活用した再開発戦略を描いてきた。
法務省は近年、刑務所や少年院の廃止を進めている。17年=奈良少年刑務所(奈良市)▽18年=置賜学院(少年院、山形県米沢市)▽19年=佐世保刑務所(長崎県佐世保市)・小田原少年院(神奈川県小田原市)――をそれぞれ閉鎖し、22年には黒羽刑務所(栃木県大田原市)も廃止する方針。奈良少年刑務所は国の重要文化財に指定されたレンガ造りの建物で、民間のホテルとして活用される。
同省矯正局は「滋賀刑務所の廃止を検討していることは事実。跡地利用は未定だが、有効活用を図りたい」と説明している。
https://mainichi.jp/articles/20200402/k00/00m/040/064000c
滋賀刑務所は敷地面積約6万3000平方メートルで、刑期10年未満の犯罪傾向が進んでいない男子受刑者を受け入れている。収容定員は706人だが、現在は約500人にとどまる。1876(明治9)年に仮懲役場として設置され、1922年に滋賀刑務所と改称後、66年に現在地に移転した。施設は81年より前の旧耐震基準に基づいて建てられており、改築も困難と判断した。
一方、京都刑務所は犯罪傾向の進んだ受刑者や外国人受刑者らを受け入れる施設で、現在の収容定員は1477人。施設は2001年に全面改築した。滋賀刑務所の廃止に伴い、受刑者は京都刑務所などへの収容が検討されているが、両施設は受刑者の犯罪傾向が異なるため、処遇や矯正指導などの対応が問題になるとみられる。
写真:法務省が2022年3月に廃止する方針を固めた滋賀刑務所=大津市大平1で2020年3月31日撮影
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/04/02/20200402k0000m040065000p/9.jpg
■ 京都市は移転を要望
写真:廃止される滋賀刑務所の一部業務移管が検討されている京都刑務所=京都市山科区東野井ノ上町で2020年3月31日撮影
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/04/02/20200402k0000m040066000p/9.jpg
また、京都刑務所は京都市営地下鉄東西線の椥辻駅から徒歩5分にあり、広大な敷地(職員住宅含め約10万7000平方メートル)を有する。京都市は同刑務所周辺を「山科の活性化の起爆剤」と位置付け、13年以降、国に対して京都刑務所の移転を要望し、敷地を活用した再開発戦略を描いてきた。
法務省は近年、刑務所や少年院の廃止を進めている。17年=奈良少年刑務所(奈良市)▽18年=置賜学院(少年院、山形県米沢市)▽19年=佐世保刑務所(長崎県佐世保市)・小田原少年院(神奈川県小田原市)――をそれぞれ閉鎖し、22年には黒羽刑務所(栃木県大田原市)も廃止する方針。奈良少年刑務所は国の重要文化財に指定されたレンガ造りの建物で、民間のホテルとして活用される。
同省矯正局は「滋賀刑務所の廃止を検討していることは事実。跡地利用は未定だが、有効活用を図りたい」と説明している。
https://mainichi.jp/articles/20200402/k00/00m/040/064000c