Азербайджан и Турция начали совместные военно-тактические учения
アゼルバイジャンとトルコは合同軍事演習を開始
https://ria.ru/world/20170501/1493418833.html

В Турции задержаны шесть подозреваемых в подготовке терактов в День труда
トルコでメーデーにテロを計画していたとして6人が拘束される
https://ria.ru/world/20170430/1493413038.html

Эрдоган не исключил новых ударов по курдам в Ираке и Сирии
エルドアンはイラクとシリアのクルド人への更なる攻撃を排除せず
https://ria.ru/world/20170430/1493404845.html

NO4559 5月1日 『トルコ軍とアメリカ軍武力衝突の懸念』 [2017年05月01日(Mon)]
http://blog.canpan.info/jig/archive/6210

シリアのトルコとの国境地帯が、緊張している。ここの地域はシリアのクルド武力組織、SDFが抑えている地域であり、彼らはIS(ISIL)と、勇敢に戦っている。
それを支援しているのは、アメリカの海兵隊であり、SDFとアメリカ軍は、一体となってIS(ISIL)と、戦っているのだ。

このアメリカ・クルド合同軍は、トルコとの国境をパトロ−ルしているが、それはトルコにとっては、実に不愉快なことであろう。アメリカは再三の、
トルコ政府の要請にもかかわらず、クルド組織(SDF)に最新の武器を、大量に供与している。

それらの武器が、やがてトルコ軍に向けられて、使われる確率は、極めて高いという予測によるものであろう。そのため、トルコはSDFに対して、攻撃を
加えざるを得なくなり、最近実行している。

しかし、そのSDFはアメリカ軍と、一体となっているため、トルコ軍がSDFを攻撃するという事は、アメリカ軍も攻撃する、ということになるのだ。それで
アメリカ軍は、自軍のなかから死傷者が出るのではないか、と懸念せざるを得ない、状態になってきている。

もちろん、アメリカ政府はトルコ政府に対して、国境地帯への攻撃を止めるよう、説得するのだが、トルコ政府側はこれに対して、SDF(YPG)ががRPGなど
を撃って来るから、反撃せざるを得ない、と返答している。

アメリカ政府はトルコに対しても、SDFに対しても『我々の共通の敵は、IS(ISIL)であり、連携してIS(ISIL)を、攻撃すべきだ。』と主張している。しかし、
トルコ側はこのアメリカの主張に、耳を貸す気配はない。

それどころか、今後SDFも遠慮せず、トルコ軍に攻撃を加えるようなことになれば、トルコ軍の反撃も激しいものになり、アメリカ軍のなかからも、
死傷者が出る可能性は高まろう。

これまでの、トルコ・シリア国境への、トルコ軍の攻撃、SDF(YPG)の戦闘員20人が空爆で死亡し、18人が負傷しているし、同地域のSDF(YPG)の司令部も、
破壊されている。

トルコのエルドアン大統領が訪米するのは、もうすぐだが、エルドアン大統領はこのことについて、どう自分の側の正当性を、主張するのであろうか。
その辺の言い回しを失敗すると、完全にアメリカはエルドアン体制を見捨て、関係を断絶するかも知れない。

気になるのは、アメリカ・クルド合同軍が、ラッカのIS(ISIL)本部を破壊し、この街からIS(ISIL)を掃討することに成功した場合、IS(ISIL)の戦闘員は
トルコに、移動せざるを得まい。彼らはトルコのなかで、客人として静かにしているのであろうか。

あるいはトルコでも体制に対する、武力挑戦を試みるのであろうか。IS(ISIL)によるテロ事件は、既に、トルコ国内で何件も、発生しているのだ。