0001ののの ★
2017/06/15(木) 21:54:28.33ID:CAP_USER92017年6月15日21時43分
被曝(ひばく)事故が起きた後の作業台の様子。「1010」と書かれたプルトニウムなどの保管容器から、破裂したビニール袋が飛び出ている(日本原子力研究開発機構提供)
茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで作業員5人が被曝(ひばく)した事故で、原子力機構は15日、事故があった保管容器の点検作業の手順書を公開した。通常の点検作業を想定していたため、密閉されていない作業台を使い、顔全体ではなく鼻と口を覆うタイプのマスクをつけることになっていた。5人の作業に手順の逸脱はなかったという。原子力機構は「ビニール袋が破裂することを想定していなかった手順書に問題があった」としている。
公開された手順書は5月の作成。作業について「定常的な作業」とし、高圧ガスなどは「取り扱わない」としている。このため、放射性物質が飛び散ることを想定した準備はしないことになっていた。
また、原子力機構はこの日、事故後の保管容器の写真を公開。撮影時刻は事故から約1時間半後の午後0時55分となっている。容器からビニール袋が破れて飛び出ており、内側には茶色い円盤状のものが写っている。作業員は撮影後、飛び出たものをしまい金属製のフタを閉じたとしている。
カメラは事故で汚染されたため持ち出せていなかったが、14日にデータカードを回収できたという。
また、原子力機構は、事故時に作業員が持っていた線量計の数値が2〜60マイクロシーベルトだったことを明らかにした。最大でも年間の被曝限度の800分の1だった。