沖縄のアメリカ海兵隊の輸送機オスプレイがオーストラリア沖で墜落した事故などを受けて、アメリカ海兵隊のトップはすべての航空部隊に対し、今後2週間以内に24時間飛行を停止して、飛行の安全性を確認するよう命じました。
アメリカ海兵隊のネラー総司令官は11日、海兵隊のすべての航空部隊に対し今後、2週間以内にそれぞれの部隊の指揮官の判断で24時間飛行を停止するよう命じました。
発表によりますと、今回の飛行停止はそれぞれの部隊で飛行の安全性を確認することが狙いで、24時間の間に海兵隊で起きた事故の実例を再検証するとともに、事故調査結果の教訓を学ぶなど飛行の安全に焦点をあてた取り組みを実施するということです。
海兵隊では今月、沖縄のアメリカ海兵隊の所属で普天間基地に配備されている輸送機オスプレイがオーストラリア沖で墜落し、乗組員が死亡したほか、先月も輸送機の事故が起きていて、事故の防止に向けた取り組みの必要性が指摘されていました。
今回の飛行停止命令について海兵隊は、任務に影響はなく部隊の即応性や安全性を維持していくうえで責任のある措置だとしています。
8月12日 7時01分