0001みつを ★
2017/09/15(金) 22:20:02.36ID:CAP_USER9観光庁は、外国人旅行者の受け入れなど、観光分野の政策に充てる財源について話し合う検討会の初会合を開き、日本を出国する旅行者から新たな税や手数料などを徴収する場合、外国人だけでなく日本人も対象に含めるかどうかなど、今後の議論のテーマを確認しました。
観光庁で開かれた初会合には、大学院の教授や経済団体の幹部など8人の委員が出席し、観光庁が確保したいとしている観光分野の政策を充実させるための財源をめぐる議論が始まりました。
財源については、日本を出国する人から空港などで税を徴収する案や、出国手続きにかかるコストを手数料として徴収する案が検討の対象になる見通しで、15日は今後話し合う論点を確認しました。
その結果、税や手数料など、新たな負担を求める場合、日本を出国する外国人だけでなく、日本人も対象に含めるかどうかや、負担する人が納得できる財源の使いみちなどをテーマに議論を進めることになりました。
ただ、新たな税や手数料の負担を求めることには旅行者などからの反発も予想されます。
このため検討会では航空会社をはじめ関係する企業や団体など幅広く意見を聴いたうえで、ことし11月上旬ごろまでに具体的な案を取りまとめる方針です。
海外では、すでに観光分野の政策に充てる財源を確保するための税制などを導入している国があります。
観光庁によりますと、オーストラリアでは海外に出国する人に対して、日本円にしておよそ5000円を税金の形で徴収しています。
ただ、12歳未満の子どもや国際線の便を乗り継ぐトランジットの乗客は、課税の対象から除外されています。
1978年の導入当初は、税関や国境警備のための財源としていましたが、5年前からは観光振興の予算にも使われているということです。
アメリカは、日本など、ビザを免除された国から訪れる人を対象に徴収する渡航認証申請の手数料を財源にしています。
ビザを免除された国からアメリカを訪れる人はESTAと呼ばれる電子渡航認証システムで承認を受ける必要があり、その際に徴収する手数料は、1人当たり14ドル(日本円にしておよそ1500円)です。
韓国では海外に出国する人から「出国納付金」という形で一定の金額を徴収していて、航空機で出国する人からはおよそ1000円、船で出国する人からはおよそ100円を徴収し、すべて観光の財源に充てられているということです。
メキシコでは24時間以上滞在する外国人のみを対象に、「旅行者税」という形で1人当たり20ドル(日本円にして2000円余り)を徴収していてその8割が観光局の予算に充てられています。
9月15日 21時04分