ドイツの場合は、海外に向けて、売れるものを持っている。

だから、通貨価値をわざと落として、
海外市場での安売りに有利になるようにしている。

しかし、ギリシャのように、売るものがあまりない国はどうだろう。

通貨の価値は下がるのだから、輸入品を買うコストが高くなる。

同じことが、元請けと下請けにもいえる。

元請けは、海外で売ってもうけるのだから、通貨価値は安い方がいい。

下請けは、原料を輸入するわけだから、通貨価値は高い方がいい。

しかし、元請けが売れなければ、商売が成り立たないというのと、
契約を打ち切られるという恐怖からくる力関係とで、
元請けの主張が勝ってしまい、下請けは、泣き寝入りすることになる。

この結果、勝ち組と負け組が生まれる。