(リンク先に動画ニュースあり)
12月10日 21時21分
新潟県村上市で、10日、女装したりした男性が地元の神社にしめ縄を奉納する伝統行事「お里様」が行われました。
村上市塩野町地区で300年以上続く「お里様」は、五穀豊じょうや山での仕事の安全を願って、地元の熊野神社にしめ縄を奉納するもので、市の無形民俗文化財にもなっています。
「お里様」は、しめ縄が、女性の神様を祭っている熊野神社に婿入りすると見立てた行事で、しめ縄を運ぶ役の男性たちは、女装をしたり、派手な化粧をしたりして参加しました。
長さが5メートル、重さは80キロあるしめ縄を担いだ男性たちは、集落の人たちにお神酒をふるまいながら、神社までのおよそ500メートルの距離を1時間半ほどかけて練り歩きました。
しめ縄を担いだ男性は「伝統の行事であることをしみじみ感じながら歩きました」と話していました。