http://www.sankei.com/smp/world/news/180112/wor1801120044-s1.html

 【ソウル=桜井紀雄】韓国統一省は12日、平昌五輪への北朝鮮の参加問題を話し合うための南北実務会談を15日、南北軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)の韓国側施設「平和の家」で開催することを北朝鮮側に提案したと明らかにした。

 南北は9日の閣僚級会談で北朝鮮が五輪に高官級代表団や応援団などを派遣することで合意したが、派遣規模や韓国入りする際の移動経路、滞在費の負担など具体的問題は詰め切れておらず、実務会談で協議する方針を確認していた。合同入場行進や合同応援、単一チームの結成についても議題となる見通しだ。

 韓国側は12日、板門店の連絡ルートを通じ、9日の会談も担当した同省の千海成(チョン・ヘソン)次官ら3人の会談出席を北朝鮮側に提示した。20日にはスイスの国際オリンピック委員会(IOC)本部で北朝鮮の出場競技などについてIOCと話し合う。