美作市は12日、女性看護師=60代=の顔を殴ったとして、作東診療所(同市江見)所長の男性嘱託医師(58)を停職1カ月の懲戒処分にすると発表した。管理監督責任から市保健福祉部長と同診療所事務長(課長級)を口頭による厳重注意とした。処分はいずれも15日付。

市によると、医師は昨年11月29日、診療所で外来診察中、往診の対応を巡る意見の違いから立腹。看護師を平手で1回たたき、顔や耳に3日間のけがを負わせた。「感情が高ぶり、反射的に手が動いた。被害者や市民に迷惑を掛け、申し訳ない」と話しているという。警察への被害届は出していない。

萩原誠司市長は「全職員の服務規律の確保とコンプライアンス意識の徹底で再発防止に努める」とコメントした。

(2018年01月12日 21時30分 更新)
山陽新聞デジタル
http://www.sanyonews.jp/article/653290/1/