0212名無しさん@1周年
2018/02/14(水) 00:24:50.84ID:J+E56FA103 複合民族化
大規模農業の急速な開発によって、大量の労働者を必要とした列強宗主国は、
大量の移民政策をとった。
インドネシアでは、中国人苦人(クーリー)が1860年の20万人から1930年の123万人と6倍に増加。マレー半島では、
鉱山労働者に中国人、ゴム園労働者にインド・タミール人が大量に移入された。
これらの移入アジア人は、現地社会と融合せず固有の習慣や宗教を保持したため、
複合社会ができあがってしまった。
また、植民統治では、この移入アジア人を金融と流通機構に登用したため、
上部に白人支配層が、次に華僑やインド人などの外来アジア人が、
最も人口の多い現地民が最下層の地位におかれるという階層社会を造った。
この大量の移民政策の結果、例えば、マレーシアでは、マレー人52%、
華僑39%、インド人12%という複合民族国家が形成され、
戦後も深刻な民族対立の原因となっている。