【 日本の道徳教育は何を目指しているのか? 】
 
 …おそらく、以下のような方向へ導かれる。

『バカをつくる学校』
(ジョン・テイラー・ガット著、高尾菜つこ訳、成甲書房)
という本である。サブタイトルに「義務教育には秘密がある」とあり、
帯には「ニューヨーク州最優秀教師の全米覚醒のベストセラー」
「日本の教育もまるで同じ惨状だ!!」とある。

学校の義務教育とは「全人教育から政府の下請け教育への転換」にほかならない
国の教育制度全体が、子どもたちを自分で考えて行動することから遠ざけ、
依存的な人間にしようとしている

国家による義務教育制度とは「大衆を厳しく管理する」装置、言い換えれば
「人的資源」として大企業や政府に奉仕する規格化された消費者や従業員、
「公式どおりに行動する人間、コントロール可能な人間を生み出すためにつく
られた」ものだという。結局のところ、自由や個性は「支配階級」にだけ許され、
それ以外の大衆には必要ないものとされたというのだ。

【 極論だが… 子供を健全な人間に育てたければ、学校へ行かせないことが重要。 】