2018年04月20日 06時00分
日田市琴平町の武内幸一郎さん(67)が所有する竹林で、竹に覆われたタケノコが見つかり、「服を着た人形みたいで愛らしい」と住民の間で話題になっている。
タケノコは地下茎の節から出た芽が地上に伸びる。数年前に切った竹の中に、たまたま頭を出したらしい。
武内さんによると、4月初旬に近くの男性が見つけたときには直径12センチ、高さ1メートルに成長していた。
今年はタケノコが不作な上、イノシシなどに食べられ、ほぼ収穫できなかった。武内さんは「食べたかったが、せっかく大切に守られてきたので立派な竹に成長してほしい」と願っており、現在は高さ3メートルほどになっているという。
4ヘクタールの敷地に国内外の竹やササ160種を集めたエコパーク水俣の「竹林園」(熊本県水俣市)は、オープンして30年近いが「見たことも、聞いたこともない。非常に珍しい」とうらやんでいる。
=2018/04/20付 西日本新聞朝刊=
日田市琴平町で見つかった竹に覆われたタケノコ
https://www.nishinippon.co.jp/import/oita/20180420/201804200003_000.jpg?1524171726