http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20180516/1070002577.html

05月16日 17時54分
茨城県内で14日、はしかと診断された0歳の赤ちゃんは、その後の詳しい検査の結果、実際ははしかに感染していなかったことがわかりました。

これは16日、県が記者会見して訂正しました。
それによりますと14日、稲敷郡に住む0歳の女の赤ちゃんがつくば市の医療機関ではしかと診断されましたが、実際はウイルスに感染していなかったということです。

14日の検査では、はしかに陽性反応を示したということですが、水戸市の県衛生研究所で改めて詳しい検査を行ったところウイルスは検出されず、陽性反応は、はしかのワクチンが原因だったことがわかったということです。
県によりますと、赤ちゃんはこれまでにはしかの予防接種を受けたことは無かったということで、県は今後、検査の途中でワクチンが混入した原因を調べることにしています。
このため、ことし県内ではしかに感染した人は、3人のままとなりました。

県疾病対策課の小林雅枝課長は「誤った情報を提供し、深くおわびします。今後は検査のチェック体制の強化などを図っていきたい」と話していました。