タキシードや白衣などで着飾ったロボットたちがランウェイを歩くファッションショーが19日、東京都内で行われました。
これはロボット専用の服を開発している福岡県の会社が主催したもので、「ペッパー」や「ロボホン」など国内メーカーが開発した人間型のロボットを中心に、合わせて12台が参加しました。
ショーでは、ロボットメーカーの開発者らがロボットを手にランウェイを歩き、それぞれのファッションをアピールしました。
このうち、園児を見守るために開発されたロボットは、幼稚園のスモックのような服を着ていたほか、医療や介護の施設で活躍するロボットは白衣を身にまとうなど、それぞれのロボットの役割や特徴に合った服が披露されました。
また、タキシードやパーカーなど、おしゃれに服を着こなしたロボットも登場し、観客は拍手をしたり、写真に収めるなどしていました。
ショーを見た会社員の男性は「家では2台のロボットと暮らしていますが、ショーを見て、服を着るとロボットに個性が出てくることがわかりました。ぜひ自分も着せてみたい」と話していました。
こうしたファッションショーはこれまでに例がないということで、イベントを企画したロボット服のデザイナー泉幸典さんは「ロボットが服を着るのは当たり前というカルチャーを定着させていきたい」と話していました。
NHKニュース 2018年6月20日 5時14分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180620/k10011486591000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_019