0001nita ★
2018/07/11(水) 15:47:48.31ID:CAP_USER9Web東奥
青森市の「旭町通り」を挟み、同市旭町1丁目の無職菊地のり子さん(67)と、同市北金沢2丁目の商店経営小山和子さん(79)が殺害された事件は12日、菊地さんの事件が発覚してから1カ月となる。青森署の捜査本部は引き続き、同一犯の可能性を視野に捜査を進めているが、ともに1人暮らしなどということがネックになり、生活状況や交友関係がはっきりせず、犯人像もかすんだままだ。
10日午前も、周辺の聞き込みなのか、刑事とみられる男性2人が現場周辺を歩いていた。現場となった二つの住宅には、黄色い規制線が張られたまま。近くに住む男性は「2人も亡くなって、これだけ進展がないというのが不思議。よほど捜査が難航しているのか」といら立ちをのぞかせた。別の女性も「事件以降、シャッターは開けられず閉めたまま。安心して出歩けない。早く犯人を捕まえてほしい」と願った。
県警は、小山さんの遺体が見つかった6月19日、青森署に捜査員100人態勢の捜査本部(本部長・小野郁男県警刑事部長)を設置。この1カ月間、警察犬を投入し凶器や遺留物の捜索活動、チラシを配布しての情報収集などを実施。捜査本部の捜査員たちは土・日を問わず、青森署に日夜詰めて捜査を重ねてきた。青森県の捜査本部設置は9年ぶりだった。
捜査本部の広報担当者が連日、報道陣に捜査の進捗状況などを説明する会見も「話すことがなくなってきた」と6月29日を最後に終了。同28日には専用のフリーダイヤルを開設したが、犯人に直結するような有力な情報は得られていないもよう。
捜査の足かせになっているのが、被害者がともに1人暮らしだったということ。同居の家族がいる場合と違い、もともとの部屋の状態や、盗まれたものの有無の判断が難しい。目撃情報だけでは、交友関係を割り出すのも困難だ。
捜査関係者によると、それぞれの現場から、被害者本人や家族以外の第3者のものとみられる指紋は検出されているというが、交友関係が判然としないため、犯人のものだと断定できないという。
2人の自宅は直線距離でわずか約100メートル。それでも、2人の関係性もいまだにはっきりしない。これまでのところ、どちらの現場でも部屋内を物色した様子や、現金が盗まれた形跡は確認されていない。
「一つ一つ、つぶしていく作業。地道に(捜査を)やるしかない」。事件発覚から1カ月を前に、ある捜査幹部は語る。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180711-00000008-webtoo-l02