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自衛官による米軍基地での整備状況の確認 事実上断念
2018年11月8日 22時03分米軍ヘリ緊急着陸

ことし1月、沖縄県内でアメリカ軍のヘリコプターの緊急着陸が相次いだことなどを受けて、8日に東京都内で日米の担当者が協議を行い、機体の整備手順について互いに理解を深めるための方策を検討していくことになりました。一方、日本側が求めてきたアメリカ軍基地での自衛官による整備状況の確認は、事実上、断念することになりました。

今回の協議は、ことし1月、アメリカ軍のヘリコプターが沖縄県内の各地に緊急着陸するトラブルが3回相次いだことなどを受けて、東京・港区にあるアメリカ軍の施設で行われました。

協議には防衛省と在日アメリカ軍司令部の担当者らが出席し、防衛省によりますと、現場への相互訪問など機体の整備手順について互いに理解を深めるための方策を検討していくことになったということです。

一方、一連のトラブルをめぐって、防衛省はアメリカ軍基地での自衛官による整備状況の確認を求めてきましたが、ことし2月に急きょ延期されたまま、その後も調整がつかず、事実上、断念することになりました。

これについて防衛省は、トラブルから9か月以上がたち、幅広い視点で安全対策を考えていくことになったとしています。

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