大阪府@橋下氏いわく黒字優良会社

実際は?

>>1
では、実際に”橋下府政”が”借金を増やした”のかどうかを検証してみたい。

橋下氏は、2008年2月に府知事就任、11年11月退任なので、 07年と10年の指標を比べる。

法人税(法人事業税)の税収は、 4620億円から 1934億円と 58%のダウン。

法人税に地方法人特別譲与税を加えた数値でも 36%のダウン。

府の税収は、1兆3425億円から 9860億円に 27%のダウン。

逆に、国から府への援助額(府の交付税に臨時財政対策債を加えた額)は、

2443億円から 6220億円と 2.5倍以上になった。

結果、大阪府の”地方債残高”は、府政史上最大になった。

橋下氏の任期中に借金が増えた大阪府は、実質公債費比率が18%を超え、

地方債発行に総務大臣の許可が必要な”「(起債)許可団体」”に転落してしまった。

このままの水準で借金が増え続ければ17年には25%を超えて「一部起債制限」がかかることになる。 略

橋下氏は、「大阪府の財政を健全化した」と府知事を辞めて大阪市長に転身したはずだが、いったいこれはどういうことなのか。

略”ナニワの借金王”

橋下氏が採用していた大阪府の算定基準によれば、1000億円ほど赤字を減らしたことになるそうだ。

しかし、国の算定基準では”「(起債)許可団体転落」”ということになる。 略


「借金王か、改革者か」橋下市長への公開質問状 飯島 勲 「リーダーの掟」 PRESIDENT 2012年12月17日号