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衆院予算委 野田委員長 新年度予算案のあす採決を職権で決定
2019年2月28日 21時46分新年度予算案

新年度予算案について、3月1日、衆議院の予算委員会で採決することを野田聖子委員長が職権で決めました。予算案は年度内に成立する公算が大きくなっています。

新年度予算案を審議している衆議院予算委員会は、厚生労働省の統計不正問題などをめぐる質疑のあと、28日夜、理事会を開きました。

この中で与党側は「予算案の審議時間は十分確保された」として、1日に委員会を開き、締めくくりの質疑を行ったあと、採決したいと改めて提案しましたが、野党側は「統計問題の審議が不十分だ」などとして反対し、折り合いませんでした。

このため自民党の野田聖子委員長が、1日に締めくくりの質疑と採決を行うことを職権で決めました。

これを受けて、衆議院議院運営委員会の理事会では、与党側が1日に本会議でも予算案の採決を行いたいと提案しましたが、野党側は反対し、自民党の高市早苗委員長が1日に本会議を開くことを職権で決めました。

予算案は、憲法の規定により、衆議院を通過したあと、仮に参議院で採決が行われなくても、30日が経過すれば自然成立するため、年度内に成立する公算が大きくなっています。