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解雇規制撤廃に反対する悪党にありがちな主張 続き

G 終身雇用を維持しないと競争力を維持できない ?
解雇に関する法的な難易度はこの数十年、微塵も変わっていない
しかし終身雇用制度(=年功賃金制度)を続ける日本企業の競争力は坂をころげ落ちるように下がっている

アメリカ企業、さらに新興国との競争においてさえ日本企業は後手にまわり全く勝てなくなった

戦後しばらくの間は若年労働人口が多く、企業も中高年よりも低賃金の若年者が多くいて年功賃金は企業の競争力に有利に作用した。しかし現在は逆ピラミッド型(棺桶型の人口構造)に転換し、余裕のあった企業も
高コスト体質に陥り、成長のために多数の人材を採用できる状況ではない。それに昔から女性、特にシングルマザーや独身女性らは正社員の雇用を守るという美辞麗句のために悲惨な生活をよぎなくされた
彼女等とその子供は酷い状況に追い込まれ低賃金の非正規で搾取され、人権上の危機に陥っていたがこれまで連合や共産党はそれを無視してきた

大企業は採用を控え、非正規や派遣、さらに多重下請を使うだけの搾取企業に成り下がり、結果として従業員のモラルは低下し、売上を上げるためには犯罪行為にも手をそめ
それでも結果が出なければ粉飾決算をする企業が続出する有様

日本が成長できた第一の理由はアメリカからの同盟国に対する優遇措置、低く抑えてきた為替政策と安保条約による(中国・北朝鮮等からの)防衛費等の圧縮・効率化だ
また若年社員が多い時代は低コストとなる年功賃金モデルがプラスだったが、現在はそれが高コスト体質に転換、下請や非正規を搾取しつくすことで終身雇用を維持するような醜悪な社会を形成している

反対にアメリカは解雇が原則自由、労働者が自由に移動し、雇用者は人材を集めるために、賃金を高く引き上げ、人材は自己研鑽・競争をおおいにし、かつて無い程の繁栄を享受する、これは解雇を行うのが困難な封建的法制度
を持つ日本やヨーロッパの企業との競争に勝利した結果であり、産業のAI化によって日本の最後の砦であった自動車産業にも侵食する見込みだ

競争力を維持し産業を守るため年功賃金は即刻禁止し、解雇は完全に自由とするしか生き残る方策が残されてない状況に日本はある