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2019/06/04(火) 16:03:05.36ID:NLhOULs59金沢市の一般社団法人「障害者人材育成機構」が運営する訓練施設「カラフル・金沢」は4月、引きこもりからの社会復帰を目指す人を対象にした就労支援講座に「ゲームコース」を開設した。カラフル・金沢は2016年11月に知的障害者などを対象にしたパソコン講習などを開始。引きこもりを続けた人の生活リズムを整える訓練を行うなど、20〜30代を中心に約30人が利用する。
「利用者にはゲームを好きな人が多い」と、カラフル・金沢の別宗(べっそう)利哉校長(37)。金沢市はゲームを通じた交流拠点整備などに今年度450万円の予算を計上するなど、eスポーツ普及に熱心な土地柄。学校ではプログラマーらで作る啓発団体「石川eスポーツ協会」とも連携しながらゲームコース設立の準備を進めてきた。
利用者は家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)4」で「ぷよぷよ」やサッカーゲーム「ウイニングイレブン」をプレーしながら攻略方法を互いに話し合ってコミュニケーション力を高めたり、グループワークでゲームのシナリオ作りをしたりしていく。コース新設に先駆け、3月にはインターネット関連会社でゲーム事業も手がける「DMM.com」の採用担当者が来校し、在宅勤務できるテレワークについて説明した。
ゲームコースを選択した利用者は現在、紙とペン、サイコロを使うゲームの一種「テーブルトーク・ロールプレーイングゲーム」のシナリオ作りに取り組んでいる。引きこもり経験のある20代の男性は「コミュニケーションが取れないと戦略が立てられない。学びの幅が広がっている」。起床したらすぐコントローラーを握るほどの「ヘビーゲーマー」は、今や「自分が知っている分野で見聞を広げたい」と働くことへの意欲を見せ、ゲーム関連会社への就職を希望する。
別宗校長は「『ゲーム依存を誘発するのでは』という声もあるが、まずは得意分野を肯定したい。その中で通所者の変化を感じられたら」と話している。【岩壁峻】
6/3(月) 19:05
毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190603-00000034-mai-soci
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