【ノーベル秘話】井上靖が1969年のノーベル文学賞候補だったことが発覚 川端康成受賞の翌年
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200103/k10012234331000.html
井上靖が1969年のノーベル文学賞候補に 川端康成受賞の翌年
2020年1月3日 0時20分ノーベル賞
シルクロードを題材にした歴史小説などを多く残したことで知られる小説家の井上靖が、川端康成が受賞した翌年にあたる1969年のノーベル文学賞の選考で初めて候補となっていたことが明らかになりました。
ノーベル文学賞の選考資料は、スウェーデン・アカデミーが50年たったあと情報公開請求に応じて開示し、川端康成が日本人として初めて受賞した翌年にあたる1969年の選考の議事録が、2日、初めて公開されました。
それによりますと、この年の候補者は103人に上り、この中に小説家の井上靖の名前があり、この年初めて候補となっていたことが分かりました。
井上はドイツの文学研究者の推薦を受けていましたが、議事録には「ことし、また新たに日本に賞を与えることは考えられないため、この候補者については調査を行わない」とだけ記され、川端の翌年に日本人作家への授賞を再び議論する状況ではなかったことがうかがえます。
井上靖はシルクロードを題材にした歴史小説などを多く残したことで知られ、国内ではこの時までに、『あすなろ物語』や『氷壁』、『敦煌』などの代表作を発表していました。
この年の議事録に載っていた日本人は井上だけで、1963年と67年に最終候補に残るなど高い評価を受けてきた三島由紀夫の名前はありませんでした。この年のノーベル文学賞はアイルランド出身の劇作家、サミュエル・ベケットが受賞しています。
専門家「候補のうわさ裏付けされた」
ノーベル文学賞の選考の歴史を調べている日本大学大学院の秋草俊一郎准教授は「井上靖は1980年代初頭に国内の新聞報道で“ノーベル賞候補”として取り沙汰されたことがあったが、今回の資料で、実際に候補者であったことが初めて裏付けされた。井上の作品は1950年代の後半から英訳が出始め、60年代にかけてはイタリア語やドイツ語などヨーロッパの言語へも翻訳が増えていた。その後、80年代には世界の文学者で組織する国際ペンクラブの副会長を務めていて、アカデミーの井上への評価が、このあとどのように変わっていったのかも興味深い」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200103/K10012234331_2001030014_2001030020_01_02.jpg ノーベル賞について、日本も韓国みたいに執着しだしたな、根本は朝鮮半島から来た人達だもんね、変わらんよね やっぱり見てくれも重要なのね
あれは王様の居る晩餐会に出せない顔 >>3
仕出したも何もノーベル賞はむかしから気にしてるだろ
韓国が異常なのは受賞もしてないのに日本がーとか毎年大騒ぎしたり、台座作ったりしてるからだぞw 今まで憶測でノーベル賞候補と言ってたのか
井上靖があと5年長生きしてたらハルキストみたいなアホが生産されたかね?
>>1
井上靖の代表作は天平の甍と楼蘭も入るだろ
どちらも60年代以前の作品 三島が生きて受賞してたらハルキが世に出ることはたぶん無かった 作り話は得意だから朝鮮人もその内とれるよ
で、英訳されてる朝鮮文学作品って何? >>3
マジレスするが、アカデミーから「日本はもっとノーベル賞を意識するべき」とその淡白さを指摘されてる。 >>3
朝鮮人のノーベル賞への道程はまだまだ遠そうだね
根本が同じだとしたらもの凄い勢いで退化していってるんでしょ?
書いてて気づかない君もまたバカチョンであると言えよう 井伏鱒二が受賞した頃のノーベル賞は最高に素晴らしかった
今のノーベル賞は選考基準がコロコロ変わってつまらん ノーベル文学賞と孔子平和賞どっちが価値があるのか。 日本からノーベル文学賞はもう無理だろ。
文学小説をかける奴がいないだろwww
ジャップは逆切れしてノーベル賞を否定しようとしているが、出版業界や本屋に文句を言うべきだろ。 ここら辺昔から言われてたな
他にも開高健や安部公房にグレアムグリーンがほれ込んでた遠藤周作
案外間違ってなかったんだな 日本お出版業界は最早ライトノベルにエロ漫画しか出版してないだろwww
哲学とか政治批判をオブラートにくるむとか民族問題とか、ジャップには無理だろwww 出生地の関係で連続受賞はないのに一応載せるもんなんだな 挙句に原因は、そんなものばかり読んでいるお前らだぞwww >>20
あと二十年生きれば村上春樹も可能性はあるし次に多和田葉子も控えてる
他にもヨーロッパで活動してりゃ意外な人が受賞するかもしれないぞ >>22
そうやって馬鹿にするがライトノベルって海外でも結構人気あるんだぞ 『黒い雨』井伏鱒二が『ジョン万次郎漂流記』書いてたのか。
なるほどそれで小学校の教科書には『ジョン万次郎漂流記』が出てくるのかwww
『黒い雨』は中学の時に予備校で授業に使われたが面倒くさいんで読まなかったwww 文学て割りに合わねーもん
書くのがしんどいわりに食えるか食えないか >>18
F1じゃねーんだから選考基準はコロコロ変わらないだろ そういえば「老人と海」も中学の予備校で授業で使われたな。こっちはあとでちゃんと読んだ。
ああ、そういうことだったのか。ジャップが何をたくらんでいたのか今理解したwww
ヘミングウェイだからか。
で、井伏鱒二と。
ジャップは汚いな。
ヘミングウェイの悪口は言ってないぞ。日本およびドイツは加害者側だろ、と指摘している。 >>7
しろばんば前篇はさき子ねえちゃんが死んじゃったんじゃなかったか?
あき子って出てたか?
読んだの昔だから忘れちゃったよ
伊豆半島巡りした時、生家跡が公園になってた
上の家は残ってた >>32
もったいないぞ
中間作家で天平の甍みたいな作品ばかり書いてたわけじゃない
大衆小説から読んでみてら、糞面白いから 生没年がほぼ重なる三島由紀夫と高橋和巳の、それぞれ「豊饒の海」と「邪宗門」こそ昭和の文学の金字塔だと思ってる。 しろばんばが井上靖でフルスイングDVの後に米原万里の妹と再婚したのが井上ひさし 読んで面白いという意味では
川端より井上靖だろうなあ
川端は冒頭の1文でノーベル賞とったようなもんだろう
後はさほど凄いと思わん 4,5冊、あるいはもっと読んでいる気がするが覚えているのはほとんどない 大衆小説家というイメージだよな
ノーベル賞には縁がなさそうなイメージ。
あすなろ物語は読んだことだけははっきりと覚えている ただしストーリーは覚えてない
今はどんなに未熟な若者でも明日はヒノキになるとかなんとか なんかあやふやな記憶だけが残っている >>37
全体小説が好きなら青年の環も入らないか
食わず嫌いしないで井上康も読んでみろよ
宗教なり覇業なりに生涯をかける男の生きざまは涙するもんがあるぞ >哲学とか政治批判をオブラートにくるむとか民族問題とか、ジャップには無理だろwww
これは世界的に無理だろ
哲学はそもそも哲学自体が存在意義ないし
あからさまな政治批判は読者が白ける
民族問題はヘイト認定されて話がややこしくなる
村上春樹は確かに偉大で
無意味無感想無主張なとこは現代文学の到達点だろうなあ >>3
気持ち悪いんだよ
殺すぞ
糞尿喰らい畜生皮剥ぎ解体穢れ >>4
お前さあ
強烈な低知能臭を発散してるよ(笑) 「候補にあがっていました」
だからなに?
三島由紀夫もあがってたし、
未だに話題になる村上春樹も上がってるけど、
だからなに?
トランプが平和賞候補にあがってたけど、だからなんなの? >>43
「純文学」と言うとチョイと違うイメージだわな、井上靖は
読み物作家と言うかw
まあノーベル文学賞は純文学だけに与えられるもんでもないだろうけど だから候補じゃ意味ないんだってば
応募すれば候補な
最終選考に残らないと意味ない >応募すれば候補な
馬鹿すぎw
何かの文学賞みたいに誰でも応募できると思ってやがるww ドン松五郎の冒険、の人か
嫁に凄い暴力振るってたんだよな しろばんばから続く三部作は大好きなんだけど、ご本人はノーベル賞獲得のため自分でも活動してたって噂を聞いて、ちょっと残念に思った記憶が。
作家は無欲であるべきとは思わないけど、しろばんばのイメージが崩れる…。
あと少しで取れなかったというと安部公房もそうだね。
愛人の山口果林の手記によると、ノーベル賞取るのにに差し支えるから離婚再婚をしないよう出版社から言われていたとか。 >>3
朝鮮猿って、日本人のことを起源は同じとか同類認定したがるよなw
なぜ?
日本のこと嫌いなんでしょ?
日本へのストーキングやるろよ
本当に気持ち悪いし、迷惑だから >>53
それはひさし。
偉大な劇作家とは思うけど、そもそもノーベル賞候補の噂あったっけ? >>20
その状態にアメリカがなっているw
だからボブディランな訳でな
文学として優れてても売れなきゃゴミってのが徹底してきてるし >>20
ウンコがどうだのとかの文字通り糞詩しか書けないゴミが唯一のノーベル賞候補と言う
糞食い人種に言われてもなあ(笑) >>34
「パン(半)チョッパリ、The 在日」
1.兵役の義務を逃れるため日本に隠れている。
2. 韓国の名前を名乗らずハングルを学ばないので、敵性語である日本語を下手糞にしか話せず、日本人に擬態し日本式通名を名乗る。
3.日本のメディアに潜り込み、キムチ鍋最高、K-POP最高などと韓国を持ち上げているが、すでに日本人には見すかされていて、かえって韓国の民度を貶めてる。
4.逆にネットでは日本人をジャブ呼ばわりしたり、韓国を日本人の兄だと精神異常者もどきの発言をして「韓国人はこの程度」だと日本人社会から蔑みを受けている。
5.まじめに働いで日本社会で韓国人の評価を上げようとはせず、生活保護を受け、日本に生活のすべてを依存して生きている存在。
だから.韓国本国からは、パン(半)チョッパリ、朝鮮人最下層のゴミクズと蔑まされている。 >>48
村上春樹とは「候補に上がっている」の意味が違う。 源頼朝だったか北条政子だかを書いた小説なかったっけ?
ググッても出てこないから俺の勘違いかな 昔、あすなろ物語をあすなろ白書と勘違いして読んだ事がある
なんか甘酸っぱい恋愛物語だったかな ベケットと井上靖か
文学に対する世界的影響力を考えたら、残念だが比べるのは無理 >>69
>文学に対する世界的影響力
川端にもそんなのあったとはととても思えんけどね
川端の文学のレベルがどうのの前に、あんな小説
翻訳したところで外国人に理解するの無理でしょ 今の日本の作家なら古井由吉がノーベル賞にぴったりなんだが
いかんせん日本語の壁で無理だろう。英語圏なら歌手でももらえるんだが。
仮往生伝試文は最高傑作だろう、古文と現代文が重なる詩のような文章。
詩的乾坤の言葉がぴったりだ。 遠藤周作だって候補にあがった事あるし
なぁ
あの時はキリスト教の強い国だと遠藤周作の作品が発禁処分食らってたりしてキリスト教の力が強くて落選した 今や純文学の地位は、オナニー作家ばかりで地に落ちたよな。
大衆小説の方がなんぼかマシ。 >>69
「ゴトーを待ちながら」だっけ?
ラスベガスで派手な演出一切無くて男2人でひたすら語り合うやつ
終劇の時にはお客が残ってなかったって伝説のやつ 井上靖はいいよね。
しろばんばやあすなろ物語にはじまってシルクロードものまで。
匈奴と漢の間にはさまれて常に戦乱に巻き込まれ、両方に人質を出さなければならなかった楼蘭。ある日人々は財産を土に埋めて国家ぐるみで西方に逃亡する。 下風呂温泉の宿に泊まった時に読んだ海峡は最高だったな 高田屋嘉兵衛だったっけ、回船で北海道のニシンや海産物を買い付けに行って嵐にあい、ロシアに拿捕されてペテルスブルグまで行った人。
女帝に謁見するとき真新しい羽織袴に着替えていくってところをよんで、当時の船の棟梁の意気地と社会的階級を知ったわ。
ただの船乗りじゃないんだな。今でいったら商社の社長級。そうじゃなきゃ女帝の前でどうどうと日本に帰る交渉なんかできんわ。
現に日本語教師として足止めされ帰ってこれなかった漁師も多い。
坂ノ上の雲を書いた人も同じ題材をあつかってるけど、あくがつよいというか、人を小バカにしてるような表現があって好きになれない。 >>35
後半で出てくる同級生の女の子
ところで土蔵は残ってたかい? >>77
神は沈黙するやつだっけ?
最近映画になってた >>78
これ三島由紀夫の代筆だという話もある
そのせいか三島が自分の書評で「『眠れる美女』は川端文学の最高傑作」と書きまくっている 高田屋嘉兵衛の話の続きになるが、何のために海産物を積む船に羽織袴の着替えを積んでたかってことだが、日本海沿線に点在している回船問屋で交渉したりもてなされたりするからだらうな。
回船問屋りっばだもんな。あの座敷でもてなされるんだから。棟梁って頭も度胸も人柄もよくて、、、社会がそういう人を生み出したんだろうな。 井上靖は候補と言っても百人の候補で
しかもたった1行で調査せずと記載されてオシマイ
こんな陣笠候補では土台無理だった
受賞に極めて近いと言われた安部公房は最終候補だったと言う
あと五年生きてれば安部公房は受賞してた 「足摺岬」というエッセー
だったかを読んだ気がする >>54
安部公房がもらうべきだった
大江の受賞はなんかおかしい 井上靖は高校時代にだいぶ読んだが、大衆小説だから、ノーベル賞とは違うなあ
大岡昇平が指摘してたが、蒼き狼でチンギスハーンの嫁さんが現代日本家庭の主婦みたいな物言いして、チンギスは嫁に頭が上がらないのは、歴史小説としてデタラメすぎる
詩集も読んだが、イメージが単純で散文とどこが違うのかと思ったよ
ま、西域モノは好きだけどな 初期大江の作品を読むとこりゃノーベル賞も当然だと舌を巻くよ
少なくとも川端や谷崎よりよっぽどいいね
ただ大江より三島や公房の方が上だというのは否定できない >>95
そもそも大衆小説だからな
池波正太郎が元ヤクザの長官の鬼平を創造したのと同じだわな >>89
大黒屋光太夫でしょ。
おそロシア国酔夢潭 >>97
ごく初期だけだろ
後は、ず〜〜 っと あの
「もう駄目だ どうにもならない 俺はこの陰鬱な世界を生きていくしかないんだ…」
のイメージをいつまでもワンパターンに繰り返すだけの能なし
で、誰にも相手されなくなって「戦後民主主義」(笑)とやらの中共や北チョンを称賛するだけの
気持ち悪い極左活動を飯のタネにして生きていったゴミだよ >>101
そこが安部公房との差だよな
架構の世界で人間の真実を探る実験的手法
カフカに始まる現代小説の王道
春樹は手法は習得したが中身がない 文学でノーベル賞ってなんだかなあ。
トルストイとかドストエフスキーとか、大作っていうけど、当時の社会が悲惨すぎて神の救いを求めざるを得なかったって背景もある。
魯迅が世の中を救うのは医学ではなく文学だ、といったのもそういう社会が背景にあるだろう。
日本は?精神の枯渇感を癒すのに文学を求める?日本の文学はともに楽しみともに悲しむ歌舞伎や落語、互いに切磋琢磨する短歌や俳句という二つの立場があって、ともに身近なんだよ。ノーベル賞って奉られるのに向いていないように思うな。
大衆文学と純文学って、演歌とオペラみたいな違いか? 有力候補順はこうか?
村上春樹>三島由紀夫>阿部公房>大江健三郎>井上泰 >>3
韓国人ってこんなこと思ってるのか馬鹿じゃないの
日本人でそんなこと思ってる人いないのに >>103
むしろ逆で神がいない悲劇や孤独感を表現したりするのが現代小説の王道
もともと孤独じゃない春樹にはそこが足りない >>1
ていうか、外国の一介の発明家が創設した賞をこんなに有難がっているって滑稽じゃね?
タイヤメーカーの飲食店ガイドと同じような違和感だわ >>88
それが事実なんだろうね
川端の若いころの作品読めば才能ある人だとわかるけどけっこう横着な人だったらしく
平気でツケで骨董品や銀座で飲んだりしてたらしいからゴーストけっこういたんだろうね
川端とそのチームとして受賞してれば三島の悔しさや憤懣もなかっただろう >>4
それひさしの方や!
って突っ込みが正しいのかどうか
ごめんなさい、両先生 >>107
タイヤメーカーのナンチャッテガイドでも過労死するほどの賞レースがあるらしいな 川端の代表作ってけっこうゴーストが書いてるだろうね
伊豆の踊り子と雪国はそうじゃないと信じたいけど そもそも志賀直哉が貰う予定だったけど代わりに川端が貰ったとか聞くが まあ日本という国は文学だけじゃないけど師匠が弟子につくらせて師匠の名前で出すとか
脈々とやってきた国だからそれを西洋式にたった一人を評価するというのは難しいことだね 春樹は間違いなく候補者でしょね
毎年百人も推薦されるのでカフカ賞取って候補漏れはない
もっとも賞レースの予選レベルか本選レベルかは不明だが >>111
ゴーストライターって誰? ひょっとして三島由紀夫とか? 江崎玲於奈の発見だって研究室の女性研究員が発見したことだ
ほんとうは江崎とその研究室として受賞しなければならなかった >>118
IBMがソニーから引き抜いたときの条件に、ノーベル賞が含まれていたとかいないとかw ワトソンクリックも女性研究員の手柄横取りとして本まで出てるな 大江健三郎が受賞するような賞に今や信頼性はないなあ
川端康成ももはや読まれていないし 社会的テーマ性、影響力、売上だと大江健三郎より山崎豊子のほうがだいぶ上
大江の作品が社会に影響を与えるほどの政治性もないし、売れていない >>113
ねじまき書いたのが1994だから25年内外には判明するだろう 川端康成が三島に頼んで自分を文学賞に推薦する手紙を書いてもらったんだっけ?
そのせいで三島は文学賞を取れなかったと遺族はずっと川端を恨んでいたという 「苦界浄土」の石牟礼道子がノーベル賞候補だったという説があるけどありうる話
たしかにノーベル賞向きの作風 川端康成にしろ大江健三郎にしろ
結局日本ペンクラブの会長とか副会長とかというポジションでもらう賞だよね
面白いかどうかじゃなくて「文学性」という不透明な世界で出世したのだろうけど、読者は正直だから大江健三郎は読まれないまま消えていくのだろうね >>35
帝室林野局の役人の娘
沼津の蘭子、礼子姉妹も良かった >>48
春樹は噂に過ぎない
50年経たないと候補に上がってたかはわからん
理解できる? 現代でも読まれている純文学作家って太宰治、三島由紀夫、夏目漱石くらいじゃないか?
他は教科書で小編は読んだことはあるとか文学部関係の奴が読むくらいでは? カズオイシグロが受賞コメントでカフカの作劇とプルーストの記憶語りに影響を受けたと文学的出自を述べた
大江健三郎もよくにてるがカフカやジョイス、プルーストの架構の世界を更に押し進めたと言えるだろう
非現実的な時空の設定の中でどこまで人間の悲劇と喜劇を表現できるか
大江健三郎はもし生きてれば安部公房ら諸先輩が受賞すべきと言ったが、これは謙遜ではなく本気と思う >>50
いや、純文学に与えられる賞だよ
エンタメを書いた作家に与えられたことはない
井上靖とか村上春樹はギリOKってとこかな >>125
惜しかったね
実際に候補には挙がっていたんじゃないかと思う
受賞して、毎年ノーベル賞の発表時に集まる春樹ファンの絶望に満ちた顔を見てみたかった >>126
大江は文学の教授がめちゃくちゃ評価してたから文学部で残っていくと思う
村上春樹もね 谷崎と川端と三島を推薦してたってのはキーンさん本人が言ってたな
んで年齢順で谷崎が有力だったけど、亡くなったから川端が受賞したと >>134
三島は若いから左翼だろうって保守的な選考員から敬遠されたと聞いている 夏草冬濤は日本版スタンドバイミーと言っても過言ではない >>135
逆に右翼だから反対されたんじゃなかったっけ?
あのころの世界といえば学生運動や反戦運動で政治が全般的に紛糾してたから
無難なところが選ばれたのかな 安部公房はシュールな作風だからな
はっきり言えば何書いているのかよくわからない作品
おかげで深読みしてもらえるというね
現代美術なんてその手のものが多いでしょ >>111
馬鹿だろ、あんた
ゴーストが雪国とか書けると思ってるのが凄いわ(笑) >>130
あんな文壇の中でも嫌われまくられてる人間のゴミの極致が
>諸先輩が受賞すべきと言った
こんなの本気で思う訳ねえだろww >>139
文章の情報がそのまま絵画として成立する文学だと思う
昔読んだ新潮文庫についていたイラスト(安部真知とあったから多分奥さん?)が妄想というか想像を助けてくれた しろばんば三部作は大好きだけど、ノーベル賞クラスの作家か? >>127
蘭子は可愛いけど礼子はイマイチなんだけっけ? 欧州の方々に人気のある日本の漫画、アニメで、原作者が存命中なのをあげてみてくれ >>141
そんな人でも認めざるを得ない安部公房の凄さだよw >>139
>はっきり言えば何書いているのかよくわからない作品
これはないでしょ(笑)
まあ難解と言うか一回読んだくらいじゃ良く分からん作品も多いが
「何書いているのかよくわからない」ってのは読み込みが足らないだけだべ
そりゃリアルな作品世界の後にシュールな世界描写をする作品もあるが
あれは主人公の心象風景って話で、作品上の現実世界の描写とは分けて読まないと しろばんば、中1か中2くらいで読んでわりと好感や共感を持ったのを覚えてる
内容自体は蔵でババアと生活してたこと以外覚えてない
機会があったらまた読んでみるか・・・ここ20年は実用書しか読んでないわ・・・ >>127
幼少期の身近な年上のねーちゃんってなんかあこがれあるなぁ
蛍の墓でも西宮のおばちゃんは嫌いだけど、その娘は慕ってた
現実の野坂は妹なんかほったらかして、そのモデルの娘さんに夢中だったしなw >>122
山崎豊子は好きだけどじっさいに起こった事件の迫力というか盗作や盗用騒ぎをいくつも抱えてた人だから
文学としてはそこまで評価できないよ >>80
逆転裁判3の検事の名前の由来が
なぜゴドーを待ちながらなのか
いまだにわからない やすしって名前のせいで相当損してるよねこの人w
井上ひさしなんて紛らわしいのもいるから勝手に軽く見られて可哀想 >>156
詩は文学の王道
純文学の最たるもんだよ
最近はエンタメ寄りの作家にも与えるようになってたノーベル賞委員会が
久々に王道の文学に与えたって感じ >>92
安部公房にあげる直前で亡くなったから代わりに大江、となったんじゃないかなーと思ってる。
安部はすごく賞に近かったって話も聞くしね。 >>118
そう言うのはしょっちゅうある。
一番スゴイのは、エイズ・ウイルス発見をフランスから横取りしたアメリカ人が、米大統領が直接出てきて、功績を認めさせたこと。
一番有名なのは、ロザリンド・フランクリンをパクッたワトソン/クリック。
2人は論文を発表前に見て、もっと高度な論文を共同で仕上げた。
ある世界ではArXivという共通データベースへの登録で、先取権争いを封じた世界がある。 >>165
安部公房より谷崎の方が受賞に近かったと思う。
公房が死んで大江に回ったと言えなくもないが、2人はほとんど同じ順位だったのだろう。
いろんな世界では、先輩に優秀なのがいて、将来を絶たれたというのがよくある。
そこで足の引っ張り合い
自分の知っている世界では、2人がどこかで話し合って順番に取締役ポストをゲットしたというのがある。 >>163
文学オンチ乙w
詩の起源は吟遊詩人による歌付きの詩だよーん >>165
委員会の一人が「安部公房は大変、大変(ノーベル賞に)近かった」と証言してたよね >>80
それなりの俳優と演出なら何ヵ月か上演されるし、一回の上演のレビューなんてなんの価値もないよ
そのレビューはその日の俳優と演出の批評ってことにしかならないし、つまらなかったら打ち切り、日本の芸能界みたいに甘くない、それと同一に作品内容を語るのは、あまり舞台見ない人だから?
ゴドーだけでも現在も世界中で何千回と演出され直し上演が繰り返されてるのに >>139
文章が平易で解りやすいとダメなのか。開高健みたいな。 アンチ化したやつ多いんだな
次はこいつかな
前橋由李
?おかしなことしだしたら応援できないですよ
??さゆさんはおかしなことをしない人だと思ったから応援できる >>167
何をもって「近かった」と言ってるの?
>>169
そのとおり >>176
ドナルドキーン曰くそろそろ日本人にもあげなくちゃいけないからと選考委員から相談されたんだと
キーンさんは谷崎と川端と三島をあげ才能では三島が断トツだと言ったけど、同時に日本には年功序列があるんで年上にあげるべきだと忠告した
そうこうしているうちに谷崎が亡くなったんで繰り上げで川端受賞 安部公房は井上靖と仲が悪かったんだよな。
井上靖の小説をただのストーリー小説と馬鹿にしてたと 103人の候補もすごいが第一候補の中の
一人ってことかな
井上靖は高校時代の先生が敬愛していて
生徒も読んだなあ >>97
大江は本当に面白かったな
俺的にはピンチランナー調書くらいまでは、結構楽しんでいたよ
安部、三島、大江トリオが揃っていた頃が、日本文学のよき時代か
谷崎、川端や、太宰、安吾も素晴らしい
小林秀雄、大岡昇平、中原中也のラインもあるし、石川淳もいる
井上靖とか、司馬遼太郎、松本清張とかはあり得ないw >>171
文体が凝ってる作品が多く、取っ付きにくいのは事実
でも作品ごとに文体を変えてるから、個人的体験あたりは読みやすくてお勧めかな >>177
その頃は審査員にガチガチの保守派がいて
左翼には賞はやらん、三島は若いから左翼に決まってるとかで
反対してたんだよな 井上靖かあ・・・すごく懐かしい名前を聞いたな
厨房の時いろんな作品読んで感動したわ
でも高校上がってこのかた、名前も忘れてたくらいだからその程度の作家なのかなともオモタw
まあ俺は漫画>小説だから、俺がその程度の人間なんだろうが >>180
今松本清張よんでるけど昭和を舞台にした時代小説読んでるみたいで面白いよ >>183
そんなに文学オンチをアピールしなくてもw >>180
今もなお多くの年代の人に読まれ続けてる
という意味では松本清張は最も
素晴らしいと思うけどね〜。 >>186
そういう読み方だよね
鉄オタが昔の2時間サスペンスドラマ
大好きってのと近いかも。
今はなくなった車両や駅がたくさん
保存されてる貴重な映像、宝の山らしい 清張さん、フランス料理店で出くわしたことあるけど
やっぱりあの仏頂面ですぐわかったわw
あの人の小説は「点と線」しか読んでいないけど、
それとカフカや三島を読むのとは別種類の体験なんだよな
カフカが異世界に彷徨いこむ迷宮体験とすれば、清張さんのは
ゲームで最適ルートを探すエンタテイメント
エンタテイメントは大好きだが、別に衝撃的ではないということかな >>177
詳しそうだね
私事で聞きたいんだけどニューヨークの書店で海外翻訳フェアがあって平積みで約30冊並んでたんだけど、何冊か三島作品だとしたらなにか予想付くかな? 三島は若いころ文壇の重鎮で師匠の川端のゴーストやってたんだろうね
代表作のいくつかも書いてるんだよ
川端とそのチームとして受賞してれば三島の憤懣もなかったかもしれない
創作や芸術の世界でチームというのもおかしな話かもしれないけど日本とはそういう国
今だって師匠が弟子に書かせるということはないけど
一つの作品をプロジェクトやチームでつくっているからいろんな人の「協力」なんであって
表に出てる作者のアイデアかどうかなんてわからない >>158
山崎豊子のように社会に実際に影響があり映画ドラマ化され売れ行きも圧倒的な作品を貶め
大江のような下手くそな意味不明の売れてもいない誰も読まない作品を「文学的」と持ち上げるシステムが
どこかおかしいと考えるのが知的だということだと思うな ノーベル文学賞は過去の自国の受賞関係者の推薦が重要視される
日本は東大派閥が牛耳っているから東大卒以外は不可能と言われている >>194
> 山崎豊子のように社会に実際に影響があり映画ドラマ化され売れ行きも圧倒的な作品
山崎作品の社会的な影響力とか販売量は、社会問題をそのまま取り上げ、スキャンダラスに誇張してることから生じるもので、文学的創造とは全く次元の違うものだよ
> 大江のような下手くそな意味不明の売れてもいない誰も読まない作品を「文学的」と持ち上げる
下手くそとは、何処のこと?
意味不明とは、何処のこと?
例えば「万延元年のフットボール」は練りに練られた文体を編み出しているから、頭の弱い人はついて来れず、1、2ページで放り出してしまう
自分が分からないから、他人も分からないはずだと決め付けるのは、「知的」とは言えないね 40年後くらいから村上春樹が候補にすらなってないのが毎年暴かれるという
新しい恒例行事ができそうだが生きていられなさそうで残念 >>198
それは決めつけだな
何が文学性なるものなのかを言わないと
単なる権威主義でしかない
これからも読みつがれ語られるのは山崎であって大江ではないという事実は覆せないが >>193
ゴーストは関係者が口を割らない限りなかなか表面化しないから、噂レベルのことが多いけど、大評論家・小林秀雄のゴースト騒動は面白かった
論敵の平野謙が小林作品をいろいろ分析して、ある作品はかくかくしかじかの理由でおかしい、ゴーストではないかと指摘する評論を書いた
これに対し小林ではなく、弟子の大岡昇平が横から口を出し、「平野の慧眼には恐れ入った。確かにあの小林作品はゴーストで間違いない。書いたのは自分だからだ」とゲロしたんだよなw
大岡は江戸っ子気風丸出しのイナセな人で、同じく敬愛する中原中也の薫陶を受けてたから、中原の死後に彼の詩集を編纂した
それを読むと、「とっととここを直してこい、昇平のバカタレ」などと書いた作品をそのまま収載してるんだよなw
で、この大岡が当時、大ベストセラー作家だった井上靖の売れまくった蒼き狼に「こんなの歴史小説じゃないし、チンギスハンは日本のサラリーマンだ」とケチをつけた
文学的素養は仏文と小林、中原の薫陶で鍛えられた大岡が、ブンヤ上がりの井上などより圧倒的に優れていたから、論争は勝負にならなかったな 補陀落渡海記だけ読んだことある
特攻から連想して同様のシチュエーション選んで書いたみたいね
本人は望まないが周りからやらされる辺り
山崎豊子て新聞社勤務時代に上司が井上靖だったんだっけ >>186
松本清張は初期から中期の短編は好きだなぁ
特に美術とか歴史を題材にしたやつは >>200
聞かれたから答えると、文学性とは「新たな現実の創造だ」と思うね
例えばドストエフスキー、ランボー、T・S・エリオット、W・H・オーデンなどを読むと、違う世界が垣間見え、そこから今の現実社会が別物に見えてくる不思議さがある
三島、安部、大江もこれに連なるが山崎は違う
別に誰かの権威を借りたり、誰かを権威づけたりしているわけではない
今後読み継がれるのが山崎か大江か知らないし、俺は別にどちらでも構わないね >>111
ゴーストに書かせるような図太い奴が自殺なんかするのかね >>198
大江の「万永元年のフットボール」は文章を読みにくくしているだけで中身はしょうもないぞ >>201
興味深い話をありがとう
大岡昇平はおもしろい人だね >>206
そう感じたなら残念だ
俺は日本の一地方に政治的小宇宙を構築し、政治ドラマを展開した傑作だと感じたが、他人がどう感じたかについて、文句をつける気は毛頭ない
ちなみに大岡昇平は本作について「東西冷戦の閉塞感の表現」と評価してたが >>204
マジレスするとなぜそいつらを並べた
共通点が無さ過ぎて困るだろ
山崎豊子に関しては単純にメロドラマから外れない作品は文学じゃないでいいだろ >>209
はは、そういやそうだし、詩人に傾き過ぎてたね
ま、俺は文学部じゃなくて文学概論の授業なんか受けてないから、単なる個人的な感想だよ やたら三島代筆説をとく人間がいるが、ぶっちゃけ似てる作品なんて眠れる美女くらいだろ
あれは構成からして三島のコピーだったがだからといって三島が書いた証拠はない
本当にきれいな作品を書いてるんだからもっと川端の作品を読んでくれよ
そして自分の目で自分の価値観で判断してくれよ >>214
お前にいったいなにがわかる?
日本はそういう国なんだよ
川端の若いころの作品読めば才能あることはわかってるが横着な人だったこともたしか
川端はいろんな意味で三島に酷いことをした >>1
>議事録には「ことし、また新たに日本に賞を与えることは考えられないため、この候補者については調査を行わない」とだけ記され、
>川端の翌年に日本人作家への授賞を再び議論する状況ではなかったことがうかがえます。
国籍で排除とかイミフ >>214
自分の目も価値観もなにも持ってないのはお前のほう 井上作品は高校時代におろしや国以外、主要作品を全部読んだけど、いちばん良かったのは「風濤」かな
元に無理難題をふっかけられ右往左往する朝鮮国王のやり切れなさ、無常感が良くて、最近になって初版本を買い直したよ
でも読み直したら、朝鮮国王の人物像は上司に無理難題をふっかけられる現代日本のサラリーマンじゃないか、ということになるのかもしれんけどw 橋本陽介「ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで (角川選書)」で
エリアス・カネッティ、ガルシア=マルケス、マフフーズ、ト二・モリスン、V・S・ナイポール、クッツェー、オルハン・パムク、ヘルタ・ミュラー、バルガス=リョサ
、莫言、カズオ・イシグロ、大江健三郎がとりあげられているんだが
大江健三郎だけ酷評されているのが面白いぞ >>220
おーそれは面白そうだw
大江はどんなふうに叩かれてるか教えてくれますか? 大江健三郎は昔流行った特定の思想に取り付かれている感じだね
著者の思考・感性と作品そのものは浅いと思う
さて、井上靖の代表作はなにか、というと結構難しい
しろばんば前後編は外国人には受けないが、日本人ならぜひ一度は読んでほしい
敦煌はシルクロードブームの火付け役的存在であるのでよく知られているが、作品そのものは失敗作とみる
代表作選びは難しいが入門としてはあすなろ物語を推す >>191
脳に対する刺激が違うんだろうな
カフカは悪夢を起きたまま見る感覚
松本清張は日常生活の延長 書けなくなったんならサリンジャーのように田舎に籠もったりランボーのように廃業すればいいのに
日本人は盗作したり弟子に書かせてでも続けようとするからね >>225
あー俺、何冊も持ってるわ
だけど一冊も読んでないんだよなw
俺は読んだら捨てる主義だから、安部公房や大江健三郎はたくさん読んだのに、ほとんど持ってない
で、読んでない中上の本が何冊も積んであるw
中上のお勧めは何ですか? >>227
中上健次のことなら、確かにそうらしい
島田雅彦が座談会で自分の悪口を言ったことを耳にした中上は、「あいつ、ぶん殴ってやる」と公言していた
また、一度一緒に仕事したことのある写真家アラーキーが、今度は篠山紀信と組んで仕事を始めた中上に文句をつけたら、
「荒木は放っておくと癖になるから言っておく。俺はお前と対等で仕事したとは思っていない。それにお前の文書なんて、ど素人丸出しじゃないか」
と、雑誌に堂々と書いてたよw 中上健次は一時のブームで持てはやされただけで中身は薄い
高度経済成長やらバブルやらで日本全体が浮かれ騒いでるときに貧困や被差別部落を取り上げたので
意外性から人気を博したが、国全体が貧困化する現代では誰も読まない >>198
バカに絡まれて気の毒だな
日本語による物語なら自分にも理解できるはず、と思ってバカも何か言いたくなるんだよな
こういう手合いはスルーが吉 >>130
カズオ・イシグロはSFに影響受けている
大江と違って読みやすくストーリーテラーだから映画化されてヒットさせるし
受賞してもいいとは思うが
もっと上の作家はいくらでもいるんじゃないかな英語圏には なんか井上のサラリーマン万歳はいただけなかった
俺にしたら夢も希望もない世界だった 大江健三郎の悪文
大江健三郎「壊れ物としての人間」
「フォークナーの活字のむこうの暗闇をうずめている、情熱の極点にむかったまことに不毛きわまる
パセティックな自己燃焼をはかるところの、いずれも不撓不屈な人間たちを、ぼくはくりかえし経験
しようとしはじめるのである。ヨクナパトファ・サーガの、奇妙な情熱にとりつかれているおのおのの生
および死を鋭く発見するひとたちのむらがりにむかって僕は入りこんでいく」 「万永元年のフットボール」で夜明け前に目覚めただけのことを書くのにこれだけ読みにくくする必要もない
夜明けまえの暗闇に眼ざめながら、熱い「期待」の感覚を求めて、辛い夢の気分の残っている意識を手探りする。
内臓を燃え上がらせて嚥下されるウィスキーの存在感のように、熱い「期待」の感覚が確実に躰の内奥に回復してきているのを、
おちつかぬ気持ちで望んでいる手さぐりは、いつまでもむなしいままだ。
力をうしなった指を閉じる。そして、躰のあらゆる場所で、肉と骨のそれぞれの重みが区別して自覚され、しかもその自覚が鈍い痛みにかわってゆくのを、
明るみにむかっていやいやながらあとずさりに進んで行く意識が認める。
そのような、躰の各部分において鈍く痛み、連続性の感じられない重い肉体を、僕自身があきらめの感情において再び引きうける。
それがいったいどのようなものの、どのようなときの姿勢であるか思いだすことを、あきらかに自分の望まない、そう言う姿勢で、
手足をねじまげて僕は眠っていたのである。 >>235
「万永元年」じゃなくて「万延元年」な
努力は買うが、惜しかったなw 蒼き狼、敦煌、天平の甍、闘牛、風林火山……結構読んだなあ。
清潔で読みやすい文体だから苦もなく読破できる。 >>1
ナイトスクープがノーベル賞候補だったってこと?? >>235
関係代名詞って知らないか?
この大江の文体は、英仏語の関係代名詞の用法を、日本語に持ち込んでるんだよ
その当否はさておき、現実社会から逃避している重苦しい語り手の心象風景を、よく表現していると、俺は思う 大江の万延元年で、俺が好きな箇所を挙げてみる
「僕は、自分がinflamation of the urethra を患っているんだが、といってみたんですよ。その時、娘の眼に浮かんだ理解の輝きは、抽象的、無機質どころか、僕の痛む尿道の、べとべとする肉体性そのものを、あらためて僕に納得させるものでしたね。
しかも娘は、お前のペニスがburningなのか?といったんです。」 井上靖はテーマがわかりやすすぎ、読みやすすぎなのでノーベル文学賞は無理だった。
ノーベル文学賞は無理でも普通に良い作家。
「練習量がすべてを決定する柔道」という表現は北の海であったろうか。 わかりやすさ、読みやすさは、世界観が通俗的、テーマがありきたり、ということでもあり、
文学好きは低く見る。
背伸びして意味不明な作品をほめる人もいるが、わかってる人から見ると駄作であることが多い。
ポストモダンのソーカル事件とか知ってる人なら言わずもがなだろう。
井上靖的な良さは山本周五郎にもある。 ノーベル文学賞で人類史に残すべきなのはチャーチルの回顧録ぐらいのもんだろ。 四高(現金沢大学)で寝技の柔道を極める「北の海」は中学1年のとき夢中になって読んだ
秀麗な美少年だった当時の俺は俄然柔道をやりたくなってきて無邪気にも父親に
将来は金沢大学に行きたいと宣言してしまった
そうしたところ弁護士とかいう得体の知れない怪しげな商売をやっていた父親は
大学には格付けというものがあることを諄々と俺に説き始めた
大学には一流と二流があるのを当時の俺は知らなかったのだ
結局俺は学部も院も某指定国立法人に行き司法試験に受かって法曹になった
井上靖は中学生だったころの遠い思い出 へえ、意外だね
ここは無知無学無教養なネトウヨ(とかいてバカと読むw)しかいない板だから
ノーベル文学賞のスレでも十年一日の馬鹿の一つ覚え的な毎度の村上春樹disか
さもなければ大江disくらいしか書いてないと思ったら、
案外読書人スレ民がいらっしゃるんだねw チミらって普段はどこのスレにいるのさwww
むろんこのスレの大多数はそもそも文字本が読めない、
挿絵以外はラノベさえ読めない病身ネトウヨが沸きに沸いていることも
同時に観察できるところではあるのだけれどもwww ところで同年受賞者はサミュエル・ベケット?
まあノーベル賞受賞者の中では本邦でも有名な方だよね。
スレでは出ている? 「後藤を待ってる人ね」って有名な(ベタな)ヨタwww
んま、それはいいとして歴代ノーベル文学賞受賞者の中では
やっぱり特筆すべきはカズオ・イシグロですな。
なんつったってウリはノーベル賞受賞前からこの板で
『私を離さないで』と『日の名残り』は傑作だから読めと
ここ+板のネトウヨ相手にブックガイドをしていたからのうwww 安部公房が受賞すべきだと思ったけどね
実際彼ぐらいだろ
まともな現代文学書けたの 全く話題に上がらない
もう一人の受賞者のかわりに
別の人が受賞したらよかった 井上靖程度が候補にあがっていたこと自体驚きだわ
川端は順当。横光の知見を引き継ぎ結実させた
横光、川端は戦前すでにソシュールの言語論に触れ、日本語が、あるいは日本語だけが観測できる世界の様相を捉えた
言葉はものの名前でないということを文学作品として提示した。ウンベルト・エーコの言う通り ところでノーベル文学賞といえばヘミングウェイ
あの男くさい傑作群、自称マッチョのネトウヨやネトウヨ軍オタも読めって
親韓左派のウリも年柄年中勧めているんだが、読まないんだよなあネトウヨ。
まあヘミングウェイはマッチョだけれども右翼じゃないからね〜
(スペイン内戦じゃコミンテルンなんかも見え隠れする国際義勇軍にくわわって
ネトウヨの大好きなフランコ将軍陣営とガチで戦ってるんでね)
ヘミングウェイは個人的には短編がいいと思ってて
「殺し屋」「五万ドル」「敗れざるもの」とか男くさいそれをウリはネトウヨどもに縷々勧めてたんだが
あれだね最近のお気に入りは一大ハードボイルド短編小説「密告」がオヌヌメだね。
酒場と密告者とプライドのカッコイイ話だが、それは読んでのお楽しみ。 >>249
瀧口修造という知恵袋に憑依されてましたが 天沢退二郎がてれんこてれんこしてなければ取れたろうがよ
あの怠け者 ベケットというのもワケわかんねえな。モーリス・ブランショだろが
右翼だからダメなのか
それだったらルクレジオじゃなくてソレルスにやれや
ユルスナールにもやんないし >>253
ヘミングウェイといえば「日はまた昇る」だね
俺は永らく岩波文庫版を繰り返し読んでたが、何年か前に角川の新訳ハードカバー版が出た
行きつけのバーでアイラーのダブルをバドワイザーをチェイサーにして新訳を楽しんでいたら、常連のキジルシ氏が「売春婦と話すくらいつまらないことはないですね。あんた、どー思いますか?」と話しかけてきた
俺は黙ってヘミングウェイの該当箇所を広げて見せ、キミは小説家にでもなればいいと話して、日はまたに戻り、読み終えた後はマスターに寄贈したのだった
何日かあとに行ったら、カウンターの隅にヘミングウェイがさり気なく立てかけてあって、なかなか洒落た風景だなと思い、俺は読んでいた丸山健次の「赤い眼」をマスターに寄贈したのだったw 元宗は二人の言うことを聞いて息を呑んだ。屯田の軍兵が現在高麗に駐屯している蒙古軍全部となると、それは夥しい数であった。いかに少く見積っても六千を下らなかった。しかも書には更にただならぬことが認められてあった。
屯田が所有しなければならぬ農牛六千頭の半分三千頭を高麗が辨備すべきこと、その代償としては絹を給する。農器、種子、スウマツの全部及び本年秋までの軍糧はすべて高麗が供給すべきこと。
元宗は突如何か喚めき出したいような衝動を感じたが、辛うじてそれに耐えていた。(風濤第4章)
改めて読んでみると、井上は鴎外の歴史小説を範として史料を多く配し、それに新聞記者風のもっともらしい心理描写を加えるスタイルに行き着いた感じだな
しかし、ブンヤ風解説がご覧の通り、極めてつまらない
激怒した国王が喚き散らす? そんな左遷された中間管理職が赤提灯で酔った挙句にするようなことをするかねぇ…
蒼き狼を大岡昇平に腐されて3年、井上が発表した風濤は井上の最高傑作だと思うが、同時に限界も示しているように感じる
むしろあすなろ物語の、こじんまりしたハートウォーミングな世界に止まってた方が良かったんじゃないかな 逆に三島はゴーストに書かせて自分の名前で出すなんてことはプライドが許さなかっただろうから
書けなくなったら筆を折る気だっただろう
でも川端にしたら三島はまだ若いから次は10年か20年後といってもノーベル賞の可能性はいくらでもある
キーンさんも推薦してくれるはず
なんなら弟子に書かせてだらだら続ければいい
だから今回は年寄りの自分に譲ってくれってことだったんだろうね
でも三島は書けなくなったらそんなことをしてまで続ける気はなかった
あんなにはやく三島が亡くなって川端はショックだっただろうね
そのメッセージをどう受けとったのか
私はあなたとはちがってパクってまで続けようとは思わないってメッセージかな >>243
マイナス1の平方根は確かにアレだが、こうした報道で忘れ去られていた名が呼び戻されるというのが井上靖の評価じゃね
司馬遼太郎もそのうちそうなるだろうけど
宮城谷の高潔な文章には遥かに及ばない
その宮城谷も中島敦の高みは遠い >>259
三島は豊穣の海を書き終えたあと生きていれば受賞できただろう
あの作品を境に断絶がある。それまでは近代能楽集や戯曲の方が優れている
川端のゴーストに拘っているようだが、川端の自死は自分の使命を終えた者の選択ではないか
川端が詠んだ横光への弔辞を見ると、そう思えざるを得ない >>228
美青年の島田雅彦はホステスにファンが多いという理由で中上は殴ってないらしい
三田誠広は「今から三田を殴りに行くからお前も来い」と村上龍を誘い、「何が僕って何だ」
と血まみれになるまで殴った >>262
あー三田かあ
誘われたら、俺も一緒に殴りに行くわw 宮城谷昌光も中島敦も古典に題材を求めているが作品世界そのものは浅い。
いい作品だね、いい作家だね、と褒められるが、読まれなくなるのも早い。
村上龍は表現意欲は強くが、表現力が追い付いていないので読者を選ぶ。 ボブ・ディランが受賞する賞に価値もなくなったな
純文学など死んでいるし
エンターテイメントが主流なのに無視している時代から取り残された賞にすぎないよね >>265
モラヴィアやタブッキも取れなかったしな。ウィリアム・ギブソン無視してんじゃねえよって感じ さて、三島由紀夫であるが、確かに文章表現力は素晴らしいのであるが、それだけとも言える。
軟弱に育てられた少年が尚武の時代に疎外され、文の世界に逃げ込んだものの劣等感は消えず、
成長してからボディビルディングと軍隊に嵌ったものの、今度は経済一辺倒の時代と融和できずに自殺。
人生そのものは文学的とさえいえるが、作品そのものの浅さは否めない。 ディラン・トマスに見向きもしなかったのにボブ・ディランが取るとは…さすがにバランスが悪すぎだわ >>268
浅い浅いってオマエはそれっきりか?中島敦読み継がれているだろ
暁の寺の凄まじさ分かんねえの?
大学の頃、4部作のどれ好みの話題になって嘴黄色いオレは春の雪って言って
ロマンチックだねえと女子にバカにされたわ
うっせーな、オレは鏡花が好きもんでよって反論になってない反論したわ >>271
浅い文学作品は読む価値がない。
自分よりも思考も感性も劣ってる人間の作品を読むのは苦痛でしかない。
評価の高い作家であるからと言って、崇め奉る必要はない。 >>272
あんたの言う浅くない文学って何だ?
ダンテか?トーマスマンか? >>29
知らなかったよありがとう。噂のウンコはマジでウンコだったのか。 >>273
彼のような選択は視野を狭くするよ
世界中に無限に近い作品があり、生きてるうちに出会える作品は限られてる
自分の思想に関わるかもしれない作品の選択肢を自ら排除してるし、文学として未熟と感じられてもどう自分に取り込むかは自由だと思うから >>273
知的重圧をかける文人はフィチィーノ、ピコデラミランドラだろうな
近現代ではアントナン・アルトー、ボルヘス、クロソウスキー 俺はボブ・ディランがトム・ペティをバックに従えて来日した武道館ライブも見に行ったし、レコード、CD何十枚も聴いた
年季の入ったディラン・ファンだし、彼の詩は美しいと感嘆している
しかし、だ
次のようなディラン・トマスの詩行を読むにつけ、もう参ったとしか言えなくなるんだよな
神に祝福された夏の終わりに
わたしの方舟は陽光を浴びて歌い
いま洪水は花と咲く。 >>264
宮城谷は白川静先生に私淑しているからあのゴロツキどもとは志が違うだろ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています