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2020/01/10(金) 05:08:10.82ID:3/qe/QEC9そんな中、オーストラリアだけではなく地球全体で見ても、2019年は記録的な暑さだったことが判明しました。
コペルニクス気候変動サービス(C3S)は「2019年が観測史上で2番目に暑い年となった」と、2020年1月8日付けで発表しました。
以下は2019年における地表から2mの高さの気温を1981年〜2010年の平均と比較した図です。
過去の平均気温より気温が高いことを示す赤い部分が地球全体を覆っていることから、ほぼ全ての地域で気温が上昇していることが分かります。
https://i.gzn.jp/img/2020/01/09/2019-hottest-year/temp2019_m.png
C3Sによると、これまでの観測記録のうち2019年よりも気温が高かったのは、エルニーニョ現象による異常気象が発生した2016年だけだとのこと。
さらに、2010年〜2019年の10年間は、「観測史上最も暑い10年」だったことも判明しました。
また、過去5年間の平均気温は産業革命前よりも1.1〜1.2度も高くなっていることから、こうした気温の上昇は近年だけの傾向ではないことも示唆されています。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の1.5度特別報告書では、「気候の急激かつ不可逆な変化をもたらす平均気温の上昇を食い止めるには、温暖化を1.5度に留めなくてはならない」と提唱されています。
また、2019年の6月や7月が過去最高の暑さだったことは既に発表されていますが、今回の発表により2019年最後の月である12月も過去最高だということも明らかになりました。
2019年12月の世界の平均気温は2015年12月と同じで、両月は観測史上トップタイの気温の高さだとのこと。
C3Sの局長を務めるCarlo Buontempo氏は「2019年は、これまででで2番目に暑いというだけではなく、2019年の各月の多くが平均気温の過去最高記録を更新しました」とコメントしました。
C3Sはさらに、地球規模で二酸化炭素が増加していることも指摘しています。
以下の図は衛星により観測された二酸化炭素のカラム平均濃度で、全体的に増加の傾向にあることが一目でわかります。
https://i.gzn.jp/img/2020/01/09/2019-hottest-year/temp2019_3_m.png
ペンシルバニア州立大学地球システム科学センターの所長を務めるマイケル・マン氏は、海外のニュースサイトMashableの取材に対し、「近年まれに見る記録的な気温の高さは、化石燃料の消費や、その結果として生じる温室効果ガスの影響抜きでは説明できません」と述べて、温室効果ガスによる地球温暖化が気温の高さの原因であるとの見方を示しました。
https://gigazine.net/news/20200109-2019-hottest-year/