新型コロナウイルスの感染拡大が中国の飲食業界を直撃しています。春節の7日間だけで損失は8兆円近くに上るとの試算も出ています。

 中国の飲食業界の発表によりますと、感染への不安で外出が激減したため、旧正月の大みそかにあたる先月24日の夜は、飲食店のキャンセル率は94%に上ったということです。また、当局が各店舗に一時閉鎖を求めたことなどから、飲食業者の93%が休業を余儀なくされました。新華社通信によりますと、春節休暇の7日間(先月24日から30日)だけで飲食業界の損失が5000億元、日本円で8兆円近くに上ったと民間のシンクタンクが試算しているということです。中小企業を中心に大規模なリストラも始まっていて、中国では景気への影響が懸念されています。

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