0001次郎丸 ★
2020/02/17(月) 20:44:34.59ID:csC866LV9毎日新聞 2020年2月17日 19時36分(最終更新 2月17日 19時42分)
https://mainichi.jp/articles/20200217/k00/00m/040/230000c
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声援に手を振って応えるファッションショーの出演者ら=高松市常磐町の瓦町フラッグで2020年2月16日午後1時41分、金志尚撮影
属性に関係なく誰もが対等な社会の実現を呼びかけるイベントが16日、高松市の瓦町フラッグであった。ダウン症の子供を持つ同市在住の射場優香(いばゆか)さん(43)が企画。障害者らがモデルのファッションショーやトークセッションがあり、参加者は共生のあり方に思いを巡らせた。
イベントは「We Are the Family! 〜誰一人取り残さない未来のために〜」。この日はまず、障害者や外国にルーツを持つ人らによるファッションショーがあり、11組17人がきらびやかな衣装を身にまとってレッドカーペットの上を歩いた。出演者は笑顔でポーズを取ったり、周りからの声援に手を振って応えたりしていた。
続いて行われたトークセッションでは、射場さんがダウン症のある次男奏佑(そうすけ)さん(7)を出産した時のエピソードを紹介。「周囲からは産まない方がいいという声と、反対に過剰な応援があったが、両方とも嫌だった」と振り返り、「産んでからは『意外と普通ですね』と言われるようになった。この『意外と普通』という感じを広めたい」と話した。
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トークセッションで意見を述べる毛利公一さん(中央)。左は射場優香さん=高松市常磐町の瓦町フラッグで2020年2月16日午後2時、金志尚撮影
セッションには香川県観音寺市内で社会福祉法人を運営する毛利公一さん(38)も参加。毛利さんは2004年に海の事故で首から下が不自由になったが、「首から下が動かないのではなく、首から上が自由に動くと捉えている。(今の)生活が大変だと思っていないし、めちゃくちゃ人生を楽しんでいる」と語った。
毛利さんはまた、「一人ではできないことは皆さんにもある。そう考えると誰もが何らかの障害を持っている」と話し、障害のある人を特別視する社会の風潮に疑問を投げかけた。会場との質疑応答もあり、活発に意見が交わされた。
ファッションショーに出演した同県三豊市の会社員、石井未緒さん(26)は脳性まひで左半身を動かしにくい。「人見知りも激しく、自分が出ていいのかとも思ったが、一生に一回(のチャンス)だと思った。今日をきっかけに自分に自信を持ち、行動力を付けていきたい」と話していた。【金志尚】