糸満市は17年7月、「入院中の実母から『実父からDV(家庭内暴力)を受け、心愛さんへの恫喝(どうかつ)がある』と聞き心配」と、母方親族から相談を受けた。市は調査を始めたが、一家は野田市へ転居。心愛さんへの虐待の疑いについて「事実確認ができなかった」として、野田市に伝えていなかった。
これについて、報告書は「妹の出生や母親の入院があったとしても、虐待の危険性を踏まえて支援や対応を検討し、転出先へケース移管する必要があった」と指摘。DVやその対応についての知識とスキルが不足していた点や、母親や心愛さんから直接話を聞いていない点を課題に挙げた。
さらに提言として、情報の集約…
2020年3月26日 11時00分
https://www.asahi.com/articles/ASN3T7G0GN3SUDCB004.html