■運動性能をさらに高めた500台限定モデル
今回の特別仕様車は、専用のサスペンションなどを備えたWRX S4の上級グレード「STI Sport」をベースに、スバルテクニカインターナショナルの用品などを採用することでさらに運動性能を高めた、台数500台の限定モデルである。正式発表は2020年7月6日、発売は同年8月20日の予定で、受注期間は同年10月22日までとなっている。
エクステリアには、「WRX STI」のコンプリートカー「S208」や特別仕様車「EJ20ファイナルエディション」にも採用される大型フロントアンダースポイラーやエアアウトレットグリル付きリアバンパー、ダークグレーシリカ塗装のフロントグリル、ブラック塗装の18インチアルミホイールなどを装備。ブラックとシルバーのモノトーンでコーディネートされたインテリアでは、レカロ製シートをはじめ、各所の表皮に本革やウルトラスエードを採用している。
走りに関する部分では、STI製の低圧損エアクリーナーエレメントや低背圧パフォーマンスマフラーの採用によって吸排気抵抗を低減し、加速時のエンジントルクを最大で約10%アップ。CVTオイルクーラーを装備したり、ラジエーターファンを強化タイプとしたりすることで、冷却性能の向上も図っている。
またボディーには、国内向けのスバル車としては今回が初の純正採用となるSTI製の「フレキシブルドロースティフナー リア」や、「フレキシブルドロースティフナー フロント」「フレキシブルタワーバー フロント」の3点のパーツを追加。操舵応答性とコーナリング時の走行安定性を大幅に向上させたという。
このほかにも、吸音材や制振剤の追加により、走行中の静粛性を改善。快適性の向上も図っている。
ボディーカラーは「セラミックホワイト」(特別設定色)と「アイスシルバー・メタリック」「クリスタルブラック・シリカ」「WRブルー・パール」の全4色。価格は474万1000円。
なお、スバルは上述のWRX S4 STI Sport♯の概要とともに、カタログモデルの年次改良についても発表。カタログ燃費をWLTCモードに対応させるほか、「GT」「GT-S」の2グレードを廃止。今後のラインナップは、STI Sportのみのモノグレード構成となるという。(webCG)
2020.05.26
https://www.webcg.net/articles/-/42775
WRX S4 STI Sport♯
https://webcg.ismcdn.jp/mwimgs/4/a/730wm/img_4a93527ca90ebfbb634648692ae5d636279826.jpg
低圧損エアクリーナーエレメント
https://webcg.ismcdn.jp/mwimgs/e/7/730wm/img_e76ecc5105ce28a1e56fb72505513aa2327682.jpg
低背圧パフォーマンスマフラー
https://webcg.ismcdn.jp/mwimgs/6/9/730wm/img_698f02c8c9afcff30ca355d36465ea3c336504.jpg
CVTオイルクーラー
https://webcg.ismcdn.jp/mwimgs/8/7/730wm/img_87bbc76e1e4dc21c3ceda96d503af349372551.jpg
フレキシブルタワーバー フロント
https://webcg.ismcdn.jp/mwimgs/a/e/730wm/img_ae120d9938c17f107d874c2c59dd836e287399.jpg
フレキシブルドロースティフナー フロント
https://webcg.ismcdn.jp/mwimgs/6/7/730wm/img_67837a9103a288d21ffcac09e0dfb906238533.jpg
フレキシブルドロースティフナー リア
https://webcg.ismcdn.jp/mwimgs/d/4/730wm/img_d4fde83bca4c47078b26eff212dc017d399576.jpg