東京商工リサーチが13日発表した2020年の企業倒産件数は、前年比7%減の7773件だった。2年ぶりに減少に転じ、1990年以来の低水準となった。

新型コロナウイルス禍で中小企業の倒産が相次ぐとみられていたが、実質無利子・無担保融資などの政策支援が経営を下支えした。

ただすでに多額の借金を抱えた企業の借り入れ余力は乏しいうえに、緊急事態宣言の再発令で先行きは楽観できない。

負債総額は14%減の1兆2…

2021/1/14付日本経済新聞 朝刊
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68129580T10C21A1EE9000/