米ニューヨーク市消防局の消防士らが28日、新型コロナウイルスのワクチン接種義務付けに反対する抗議集会を行った。
接種期限が迫る中、同市では消防や警察が人員不足状態に陥る事態が予想されている。

ニューヨーク市は消防士や警察官を含む市の職員に対してワクチン接種を義務付け、
29日午後5時までに少なくとも1回の接種を受けたことを証明しなければ、無給の休職処分とすると通告している。

義務付けに反対する市消防局の職員は28日、市長公邸前に集まって抗議運動を展開。
「エッセンシャルワーカーは使い捨てヒーローではない」などの横断幕を掲げた。

「21年の間、私たちはトレードセンター、ハリケーン、新型コロナを切り抜けてきた。
それがここへ来て、これほど短期間でこの義務付けだ。不当としか言いようがない」。

CNNにそう語ったジュリアン・エアさんは、消防局で21年間勤務してきたが、ワクチンを接種するなら引退を選ぶと言い切った。

「私は新型コロナの中で1年半働いてきた。具合が悪くなったことも、陽性になったこともなく、ずっと健康だった。
自分が生き延びるためにワクチンが必要だとは思わない」とエアさんは語り、ワクチンによる健康リスクが心配だと訴えている。
https://www.cnn.co.jp/usa/35178763.html

新型コロナのワクチン接種義務に反対する人々=28日、米ニューヨーク・マンハッタン
https://www.cnn.co.jp/storage/2021/10/29/ca371f60d3fa7c99a6491dd4824eb55e/t/768/432/d/211028113552-01-fdny-vaccine-protest-1028-super-169.jpg