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今年のAKB48グループ選抜総選挙の速報発表で、選抜入り目標にあと1歩の17位だったNMB48の須藤凜々花(20)が2日、大阪・ABCホールで、メンバーの城恵理子(18)植村梓(18)とともに、観客参加型上映プログラムのデルシネ「エル・シュリケンVS新昆虫デスキート」に参加。

17日の沖縄での本番で16位以内入りを実現させるために「泥臭く」「明るくファンの方におねだり」を宣言した。

須藤は「(速報)17位にはびっくりしました」と感謝しつつも「ファンの方に申し訳なくて、今までは気を使ってしまっていたけど、今年はこうしたい、選抜に入りたいって言っていきます」と話した。

絶対エースの山本彩(23)が辞退した今年は、新エースの白間美瑠(19)らとともに、須藤はNMB48のけん引役が期待される1人。グループ活性化へ向けても「スーパー営業マンになって、外の世界からファンの方を呼び込んで、そして、後輩のATMになる」とも語る。

「後輩のATM」とは、生活や学業に悩む後輩を「卒業」の選択肢から救いたい思いからの考えだそうで、須藤は、NMB48を「どでっかいグループにしたい」との思いが強い。

その須藤の発言に城、植村も「すごい…。かっこいい」と共感。速報発表では1位差で圏外81位だった城は「まだ時間はある。パフォーマンスが良くなったと最近言ってもらえるので、メディアの仕事でも、パフォーマンスでも、もっともっと自分を出していきたい」と話した。

「ポスト山田菜々」として加入して2年が過ぎた植村は、75位が目標。高校も卒業し「今年は逃げないと決めました。去年までは、どこか本気感がなかったけど、今年は本気です」と、瞳に力を込めて語った。

この日は、握手会や普段のイベントとは違う形でファンとふれあい、植村は「いずれは映画で主演女優をやりたいと思った」と目を輝かせた。

この日のイベントは、あらかじめエキストラの出演場面をのぞいた映画を事前に撮影しておき、上映当日の来場客がゲストとともにエキストラ場面を撮影。編集作業を経て上映されるもので、ファンからすれば、一緒に映画撮影に参加できるという画期的な企画だ。

屋外での撮影班に当たった城は「きちっとセリフがあって、とか、堅い感じではなくて、気軽に誰でも参加できて、本当に楽しいイベントでした」。須藤は撮影から編集作業の合間に、すでにSNSを通じてファンと交流し「ファンの方が『神イベント』と言ってました。まさにその通りです」と話していた。

この「デルシネ」企画は今月7日まで連日、ABCホールで行われており、この日はお笑いコンビ「スマイル」「祇園」も参加。各回、違う芸人や、NMB48メンバーが出演予定で、4日夜の部では、NMB48のOG、小笠原茉由、門脇佳奈子、三秋(小谷)里歩がそろって登場する。

当日券は3500円。