https://youtu.be/MwboKeyjDzI?si=M4mz_b9h8SfdU_T3

皆さん、こんにちは!
アメリカでは大統領選がおこなわれ、
トランプ氏が当選をはたしました。
大統領選で大きく揺れたアメリカ社会ですが、
そんなアメリカにおいて、日本のアニメである
「銀河英雄伝説」のとあるシーンが注目を集め、
非常に盛り上がっていることを
ご存知でしょうか?


ラインハルト「卿の忠誠心は民主主義の上にのみある、とそういうことなのだな?」

ヤン「はぁ、まぁ……。」

ラインハルト「民主主義とはそれほど良いものかな……。銀河連邦の民主共和制は、行き着くところルドルフによる銀河帝国を生み出す苗床となったではないか。それに卿の愛して止まぬ……ことと思うが、祖国を私の手に売り渡したのは、同盟の国民多数が自らの手で選んだ元首自身だ。民主共和制とは、人民が自由意志によって自分たちの制度と精神を貶める政体のことか?」

ヤン「失礼ですが、閣下の仰っしゃりようは火事の原因になるからという理由で火そのものを否定なさるもののように思われます。」

ラインハルト「ふ〜ん、そうかもしれぬが、では専制政治も同じことが言えるのではないのか?時に暴君が出現するからといって、強力な指導性を持った政治の功を否定することはできまい。」

ヤン「……私は否定できます。」

ラインハルト「どのようにだ?」

ヤン「人民を害する権利は、人民自身にしかないからです。……言い換えますと、ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムや、またそれより遥かに小物ながらヨブ・トリューニヒトなどを政権につけたのは、確かに人民自身です。他人を責めようがありません。まさに肝心なのはその点であって、専制政治の罪とは人民が政治の失敗を他人のせいにできるという点に尽きるのです。その罪の大きさに比べれば100人の名君の善政の功も小さなものです。まして閣下、あなたの様に聡明な君主の出現が極めて稀なものであると思えば、功罪は明らかなように思えるのですが……。」