死んだものは生き返らない。
前を見て生きていくしかない、

だがな、
前を見て生きられない人がいる、

それは犯人の子どもたちだ。

被害者遺族は最大限の同情をしてもらえる、

だがな、
犯人の子供は4月だというのに、
児童擁護施設入所、
転校。

成長するにつれ、
進学、就職、結婚する際に、

父親のことを聞かれる、

答えられるはずもない、
父親が殺人犯だとは。

生涯、死ぬまで、殺人犯の子どもだという重荷を背負って生きることになる。
まだ小学生なのに、生涯の重荷を背負わされてしまったのだ。