核ミサイルから初期被害回避のための防護態勢
・1分以内に、ガラス窓が視野に入らない場所に移動する。そこは、ビル内ならば廊下かもしれない。
ガラス窓が視野に入らない場所は、核爆発時の閃光を受けないばかりか、衝撃波で飛び出すガラス片を受けにくい。
・すぐ近くに地下街があれば、そこへ退避する。
・高層ビルではエレベータを利用した移動は危険である。待ち時間に被弾するかもしれない。また、エレベータ移動中に被弾するかもしれない。
・比較的安全と思われる場所で、伏せて、頭部、眼を覆う。体の方向は、廊下の線と並行とし、衝撃波の圧力を受ける面積を少なくする。
・最大10分で、日本向けの攻撃事態ならば、どこかに着弾している。10分間何もなければ、攻撃を免れたと考えられる。
・東京が攻撃対象でなかったならば、テレビニュースで、間もなく着弾地が知らされる。
・東京が核攻撃されたら、全国向けのニュースは停止する。

自宅退避の方法
・自動車の鉄板では、ガンマ線を遮蔽できないので、車内は必ずしも安全ではない。核の灰の吸い込み防止のために窓は閉める。
・自宅の気密性を高める。ただし、酸欠には注意する。
・窓、換気扇を塞ぐ。カーテンを閉め、核の灰の屋内への侵入を防ぐ。
・飲料水を確保する。風呂桶に水をためる。水道水が汚染するかもしれないからである。
・甲状腺防護のために、昆布があれば適量食べる。1日分は乾燥重量で成人30グラム、小児15グラム。
・短期核ハザードは、最初の1週間で大幅に減衰する。1ヶ月もすれば、放射性ヨウ素などの危険も少なくなる。