防衛省統合幕僚監部は14日、ロシア軍の偵察機や哨戒機など計6機が同日午前から午後にかけての数時間にわたり、4方向から相次いで日本の領空に接近し、うちTU142哨戒機2機は北方領土上空を通過してから千葉県沖まで南下して引き返したと発表した。
いずれも航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)したが、領空侵犯はなかった。

ロシア機は11、12両日にも千葉県沖まで南下するなど特異な動きを活発化させており、防衛省は北朝鮮情勢が緊迫化するなかで在日米軍や自衛隊の動きを探っている可能性があるとみて、ロシア側の意図を分析している。
統幕によると、他の4機はいずれも日本海側から日本の領空に接近した。
IL20電子偵察機1機が対馬(長崎県)北東沖から利尻島(北海道)南西沖に向かって飛行後にロシア方面へと飛び去ったほか、SU24戦術偵察機1機が奥尻島(北海道)西方沖から能登半島(石川県)北方沖にかけて、IL38哨戒機2機が能登半島北西沖から礼文島(北海道)北西沖にかけて、それぞれ飛行した。

写真:ロシア TU−142型 =14日
http://www.sankei.com/images/news/170414/plt1704140038-p1.jpg

http://www.sankei.com/politics/news/170414/plt1704140038-n1.html

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