トランプ政権の方針は一環していていてぶれてないんだよ。
シリアにトマホークぶち込む前から政府高官が「北の核問題の解決には
戦略的に中国抜きは考えられない」として中国の役割、説得がまず
必要という立場を明言していたからね。

シリアにミサイルぶち込んで空母打撃群を半島に向かわせているのも
実際は北への圧力というよりも直接的には中国に対して「本腰入れて
北を説得しないと自分たちでやるよ」という圧力なわけよ。しかもこの「鞭」
だけではなくて「飴」(為替操作国の認定見送り)も用意してる。

現在、このアメリカの中国に対する圧力は奏功していて中国が必死に
北に働きかけている。これが今の段階。だからアメリカも現段階では北が
態度を硬化させるような(中国の説得を邪魔するような)発言はしないのは
当然なわけ。今は中国に圧をかけて説得させてる段階だからね。

ただし、中国の説得が失敗に終わったと判断せざるをえない事態や時期が
来たそのときはトランプは一気に軍事行動に傾く。その準備も着々と進んでる。

だからこういう問題は予断を持たずに状況の変化をよく見ないとだめ。
状況が一変することがあるから。