総合スーパーなどを展開するイオンは、自社で開発・販売するプライベートブランドのうち、食用油など15品目を17日から値下げし、小売業界では消費者の根強い節約志向に対応するため、値下げの動きが相次いでいます。
イオンが17日から値下げしたのは、自社で開発・販売するプライベートブランドの商品15品目で、いずれも税込み価格で、1リットルの「キャノーラ油」は278円から213円に、485ミリリットルの「天然微炭酸の水」は149円から105円に引き下げます。
また、今月中に、本州や四国のおよそ400店舗で、大手メーカーが製造した食品や日用品などおよそ240品目も値下げするということです。
値下げは原料の調達方法を変えるなどして実現したということで、会社は電気料金が来月から引き上げられることなどから、消費者の節約志向がより強まると見て、今後も値下げを検討するとしています。
千葉市にある店舗を訪れた40代の女性は、「生活が楽になっている実感はなく、日用品になかなか、お金をまわせないので、値下げはありがたい」と話していました。
イオンリテールの栢野博子さんは「お客の生活防衛意識は高まっているので、価格を見直すことで対応していきたい」と話していました。

小売業界では、コンビニ最大手のセブンーイレブン・ジャパンも19日から洗剤やシャンプーなどの日用品61品目を値下げする予定で、消費者の節約志向に対応する動きが相次いでいます。

引用元 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170417/k10010951171000.html