訴えによると、男性は2012年12月、自分の店用として、「DALFRED」という製品名の木製椅子24脚をイケア鶴浜店(大阪市)で購入し、自分で組み立てた。

 丸い座面を回転させて地面からの高さを63〜74センチに調整できるのが特徴だ。

 数日後、開店準備中に男性が1脚に座っていたところ、座面が突然10センチ以上落下し、バランスを崩し床に転んだ。

 その際、右手の親指を床に突いて脱臼し、曲がらなくなる障害が残り、包丁がうまく握れないという。当時は体重98キロで製品の耐荷重(100キロ)の範囲内だった。他の椅子に問題はなかった。