http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170418/k10010952811000.html

ネット通販大手のアマゾンは、都内の大手デパートの総菜や、ドラッグストアの
化粧品などの注文をインターネットで受け、最短で1時間以内に配達する
サービスを東京23区など一部の地域で始めました。

アマゾンは、おととしから有料会員向けに、注文を受けてから1時間以内に
倉庫から食料品や日用品を届けるサービスを東京23区を中心に展開しています。

このサービスを拡充する形で、新たに18日から、三越日本橋本店、
ドラッグストアのマツモトキヨシ、それにココカラファインと提携し、
店舗にある総菜や化粧品など最短で1時間で配達すると発表しました。

対象は1万点余りで、利用者が専用のアプリを使って注文すると、
店員が商品を用意して配達員に手渡し、車で配送する仕組みです。

会社によりますと、東京23区など一部の地域で、商品の合計が2500円
以上の場合のみが対象で、配達料は最大で1430円かかるほか、
再配達は行わないということです。

宅配業界ではネット通販の荷物が増加していることなどから、最大手の
ヤマト運輸が大口の取引先のアマゾンに対し、料金の値上げと合わせて、
注文があった、その日のうちに配達するサービスの引き受け量の縮小を
要請しています。

一方、今回のサービスでアマゾンは地域を限定して、小回りの利く複数の
中小の宅配事業者に配達を委託し、利用者にも負担を求めることで、
サービスを拡充することにしています。