茨城県つくば市は19日、今年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)=18日実施=の解答を、教師が事前に誤って一部の生徒に伝えていたと発表した。

市教育局によると、市立吾妻中3年で17日にあった国語の授業中、教員が今年度の全国学力テスト「国語A」の漢字の問題と解答を昨年度分と思い込み、過去の出題例として黒板に書いた。テスト後に生徒から「同じ問題が出た」と指摘を受け、問題が発覚した。

学力テストのマニュアルでは、問題冊子を金庫か鍵のかかる部屋などで保管するよう求めている。この教員は今年度の冊子を昨年度分と勘違いして保管場所に戻さず、授業に持ち込んだという。【大場あい】

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