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多摩川河川敷でジョギングなどをしていた人が化学やけどを負った問題について、原因が舗装の材料だったことが判明しました。

現場の道は立入禁止
 国土交通省関東地方整備局は2017年4月20日(木)、河川敷でジョギングなどをしていた人が化学やけどを負った問題について、原因が舗装の材料だったことを明らかにしました。

 現場は川崎市中原区の多摩川河川敷、丸子橋の上流500m付近です。ここのマラソンコースを利用していた少なくとも3人が、足にやけどの症状と思われるけがを負ったため、4月5日(水)から、およそ250mの区間が立入禁止とされていました。

立入禁止とされた多摩川河川敷の川崎市マラソンコース。上が上流側、下が下流側の終端(画像:国土交通省関東地方整備局)。
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 関東地方整備局が原因を調査したところ、現場の道の舗装工事に使う材料を取り違えたため、舗装に含まれる石灰の量が過大になっていたことが判明。雨が降ったときにその石灰が溶け出て強アルカリ性の水たまりができ、その水が靴からしみ込んだことで化学やけどを発症したとしています。

 対策として同局は4月20日(木)、舗装の撤去に着手。作業終了後も一定期間の養生を行うといい、一般開放まで2週間程度を見込みます(降雨により繰り下げの場合あり)。

【了】
立入禁止とされた区間は中原街道の丸子橋から上流へ500mほど進んだ付近(画像:国土交通省関東地方整備局)。
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