スマートフォンの手帳型のケースに、クレジットカードやキャッシュカードを保管していたところ、
磁気情報が損なわれて使用できなくなったという相談が増加していることが、カード会社や金融機関への取材でわかりました。

手帳型のケースには磁石が付いているものが多く、カード会社は、使い方に注意してほしいと呼びかけています。

複数のカード会社や金融機関によりますと、クレジットカードやキャッシュカードの磁気情報が読み込めなくなり、使用できなくなったという利用者からの相談が増加し、
大手カード会社2社では、去年1年間の相談件数が前の年よりおよそ20%多かったということです。

このうち、東京の大手カード会社が、使用できなくなった原因を利用者に聞き取ったところ、スマートフォンのケースに入れて保管していたと回答した人が最も多かったということです。

最近、カードなどが保管できるポケットのついた手帳型のスマートフォンのケースが人気を集めていますが、多くはケースのふたに磁石が付いています。
カード会社によりますと、この磁石の影響でカードの磁気情報が損なわれ、使用できなくなるおそれがあるということです。

カード会社は、手帳型のケースに入れてカードを保管する際には、注意してほしいと呼びかけています。

配信 4月21日 15時26分

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