フランスで抗てんかん薬として1967年から同国で市販されているバルプロエートが、これまでに国内の新生児2150人〜4100人の「深刻な先天性異常」の原因となっていたことが仏保健当局の予備調査で明らかになった。

仏医薬品・保健製品安全庁(ANSM)と国民健康保険当局が共同で発表した報告書によると、てんかん治療のため妊娠中にバルプロエートを服用した女性が先天性異常のある赤ちゃんを出産する可能性は、服用しなかった女性に比べて4倍高いという。

報告書の共同執筆者でANSMのサイエンスディレクターを務めるマフムード・ズレイク氏は、「調査の結果、(バルプロエートは)催奇形性が高いことが確認された」と述べている。

http://www.afpbb.com/articles/-/3125860