明治神宮の液体で逮捕状 中国人49歳女2人 すでに出国
 明治神宮(東京都渋谷区)の鳥居や門の柱などで液体のような染みが確認された事件で、警視庁捜査1課は13日、
建造物損壊と器物損壊容疑で、ともに中国籍で住所、職業不詳の朴今玉容疑者(49)と、朴善愛容疑者(49)の逮捕状を取った。
ともに既に出国しているが、捜査1課は再来日する可能性もあるとみて全国に指名手配。国際手配も検討する。

 逮捕状の容疑は、3日午前9時半ごろ〜11時ごろ、明治神宮の鳥居や門など4地点15カ所に油のような液体を散布し、損壊したとしている。
鳥居の防犯カメラに2人がスプレーで油のようなものを掛けているのが写っていたという。

 捜査1課によると、2人は中国・吉林省出身。3月27日に中国・上海から那覇空港に入国し、30日に那覇空港から空路で伊丹空港に移動。
4月1日には新幹線で東京に入り、4日午前1時半に羽田空港から上海に帰国したという。

 今月に入って寺社で液体をまかれる被害は増上寺(東京都港区)、下鴨神社(京都市左京区)、首里城(那覇市)など全国で6件確認。
いずれも2人の立ち回り先に近いことから、警察当局は関連を調べる。
http://www.sankei.com/affairs/news/170413/afr1704130031-n1.html