和歌山県田辺市秋津川に20日、旅する珍鳥ヤツガシラ(ヤツガシラ科)1羽が飛来した。

日本野鳥の会会員は「旅の途中、県内では毎年のようにどこかに飛来していると思われるが、数は少なく実際に目撃するのはごくまれ」と話している。

秋津川では、県道沿いにある草むらで餌の小動物をついばんだり、車を避けながら県道を横断してうろうろしたりしていた。
繁殖地の北に向かう途中、飛来したとみられる。
ヤツガシラは全長26センチほど。頭に冠羽があり、上半身は黄褐色で、翼や尾などは白と黒のしま模様。
ユーラシア大陸とアフリカの熱帯から温帯で広く分布する。

日本には春や秋に飛来し、草地や芝生などで1羽で見られることが多い。
数分で飛び去ることもあれば、数日滞在する場合もあるという。

2013年4月、田辺市天神崎で確認された時は2日間いた。

草むらから県道に下りようとするヤツガシラ
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配信 (2017年4月21日更新)

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