製造した機器というのは「ターンスタイル・アンテナ」。特に軍事技術が詰め込まれているわけではない。
ま、殺人者も痴漢もスパイも軍も使えるもの。

きのう池上さんが言っていた「大韓航空機事件が新しい情報」のハズがない。
最近の新聞にも出ていない詳細な話を書く(公刊情報だよ)
1.稚内には陸上幕僚監部2部別室(G2Annex、現在は防衛省情報本部電波部)の傍受基地があった。
・・レドームが出ていたが、戦闘機の通信は波長が長いので、レドーム内のアンテナではなく、他のアンテナで受信。
2.三沢のNSA基地の分遣隊が実験的に無人で運用していた。
(ここに恒久的な基地を置くのが妥当かどうか判定するため)
3.情報もオンラインではなく、傍受資料を定期的(週一と記憶する)に三沢に運んだ。
(情報は幅広で広帯域の磁気テープに入っている)
4.大韓航空機が撃墜されたと分かってから、わざわざ取りに行った。その時点ではきちんと傍受できているか分からなかった。(特別に飛行機を飛ばした)
5.ここから後の話は今回のスノーデン文書に書いてある通り。
6.これ以後自衛隊が困ったというのは、半分本当。
・・声紋判定ができる
・・位置を三角測量できる
・・場合によっては、スクランブルをかける
・・米軍は定期的に電子偵察機を飛ばしている。
・・衛星写真で機種判別も可能
・・電子機器にも癖があって、判別可能
7.生の偵察情報は、公式にはほとんど出てこないのは本当。
極秘以上のSCI、UMBRA、KEYHOLE、DINAR等の特別閲覧資格が必要。
この情報はSIだから、生の本当の情報はない。
例外
・・キューバ危機の偵察機の写真