【ジュネーブ共同】世界気象機関(WMO)は28日、2016年に世界的な異常高温をもたらす要因となった「エルニーニョ現象」が17年後半に「50〜60%の確率で発生する可能性がある」と発表した。エルニーニョは地球規模で干ばつ、洪水などを引き起こすとされ、実際に発生すれば17年も異常気象が多発する恐れがある。

WMOでは気候モデルの分析などから、17年6月までは南米ペルー沖の太平洋赤道海域で水温が高くなるエルニーニョ、反対に同じ海域で水温が低くなるラニーニャのどちらでもない状態が続くが、17年後半にエルニーニョが発生する可能性が高いと結論付けた。

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