http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170429/k10010966161000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001

アメリカのシンクタンクは、北朝鮮が核兵器を13個から30個保有している
可能性があるほか、日本に届く弾道ミサイル「ノドン」に搭載できる核弾頭を
少数持っている可能性があるという分析を発表しました。

アメリカのシンクタンク、ISIS=科学国際安全保障研究所は、28日、
北朝鮮の核兵器に関する分析結果を発表し、去年末の時点で北朝鮮が
プルトニウム33キロ、濃縮ウランを175キロから645キロ保有していると
見られるとしています。そのうえで、推定量に基づいて計算した結果、
北朝鮮がすでに核兵器を13個から30個保有している可能性があると
分析しています。

さらに、3年後の2020年までに核兵器を25個から50個に増やす可能性が
あるほか、もしニョンビョンにある実験用の軽水炉が稼働すれば最大で
60個に増えると分析しています。

また、ISISは、北朝鮮がアメリカ本土に届くICBM=大陸間弾道ミサイルに
搭載できる核弾頭については、製造する能力はおそらくまだないという見方を
示す一方で、日本に届く中距離弾道ミサイル「ノドン」に搭載できる核弾頭を
すでに少数持っている可能性があると指摘しています。